読書好きにとって、特別な一冊との出会いは何にも代えがたい喜びですよね。そんな読書欲を満たしてくれるだけでなく、コーヒーの香りに包まれながら、心安らぐ時間を過ごせるイベントが西横浜で開催されました。今回は、そのイベントの様子をレポートします!
西横浜駅から徒歩約10分。藤棚デパートメントで開催

2025年2月16日(日)に、西横浜の藤棚商店街にある藤棚デパートメントで「コーヒーと本の時間」というイベントがおこなわれました。藤棚デパートメントは、日替わりカフェや料理教室などが開けるシェアキッチンとなっています。

わたしは藤棚デパートメントさんのSNSで今回のイベントを知り、数週間前から楽しみにしていました!

この日は、コーヒー屋さんが3店舗、本屋さんが2店舗出店。
うかがってみると、すでに多くのお客さんでにぎわっていました。
コーヒーの香ばしい香りが漂う中、個性豊かな本たちがずらりと並びます。思わず手に取りたくなるような愛らしいハンドメイド雑貨も、その空間に温かみを添えていました。
あちらこちらで、コーヒーを片手に読書にふける人、出店者さんと楽しそうに語り合う人の姿があり、スペース内はなごやかな雰囲気に包まれていました。
本のセレクトが最高!気になる本ばかり


出店されていた本屋さんは「本のとまり木」さんと「本のやま」さんです。
どちらも、ただの本屋さんではありません。本のセレクトに、並べ方に「本への愛」があふれているのです。
「あ、これ知っています!」「え、こんな本もあるんですね!」
出店者さんとの会話を楽しみながら本を選ぶ時間は、まさに至福。そんな中、子どもの頃に大好きだった本と再会し、驚きと感動で胸がいっぱいになりました。
(うそ、ここで出会えるなんて…!)
運命的な出会いに、心がときめきます。ほかにも、アジア関連書籍、エッセイ、小説…と、気になる本ばかりで、目移りしてしまいます。

ちなみにわたしは、「東京 わざわざ行きたい街の本屋さん」と坂口恭平さんの「まとまらない人」を購入しました。最近、雑誌で坂口さんの記事を読んだのがきっかけでファンになったので、この本に出会えたのはうれしいサプライズでした。

本のとまり木さんの本に添えられた手書きのコメントも、秀逸です。本への愛情がひしひしと伝わってきました。そして、価格がお手頃だったのでうかがったところ、古書とのこと。驚くほど状態がよく、まったく気づきませんでした!

写真の石井さんは「本のとまり木」の運営者。本を通じて心地よい空間を創造する活動をされています。情報誌の編集や図書館での勤務のご経験もあるとのこと。
読書会や読み聞かせの活動に加え、今後は選書サービスも手がけていきたいという意欲をお持ちです。お話をうかがうほどに、本に関するあらゆる分野を網羅的にカバーされている、とっても魅力的な方だと感じました。

一方、山地さんが運営する「本のやま」は、横浜市中区日本大通りにあるユニークな本屋さん「LOCAL BOOK STORE kita.」(https://kitabooks.jp/)で、本屋さん活動をされています。
なんと、「LOCAL BOOK STORE kita.」では、38cm四方の箱を区画として、それぞれ異なるオーナーが選書した本を販売しているそうです。ホームページで棚の様子を拝見しましたが、個性が光る一箱がずらりと並び、その光景はまさに圧巻でした!
また、kita.の運営会社の関内イノベーションイニシアティブ株式会社は、コワーキングスペース「mass×mass」も展開。読書も仕事もできる環境って、最高すぎませんか?
コーヒーの香りと、温かい交流と。
本当は店内でコーヒーを飲みながら読書を楽しみたかったのですが、この日は外せない用事があり、泣く泣くお店を出ることに。帰る際に、出店されていた「月夜と珈琲」さんでアイスコーヒーをテイクアウトしました!スッキリとしていてとても飲みやすかったです。

本は、新しい世界への扉を開いてくれます。そして、今回のように、人と人をつないでくれることもあるんだと気づきました。
わたし自身、本の制作をしているので、同じように本を愛する人、本に関わる仕事をしている方々と出会えたことが、何よりもうれしかったです。
イベント後、石井さんから「またマルシェをすると思うので遊びにきてくださいね。」とメールをいただきました。
(絶対に行きます!)
藤棚デパートメントさんは、書店も兼ねているそうなので、今度はそちらの本棚もじっくり見てみたいと思います。みなさんも、ぜひ読書時間を楽しんでくださいね。
コーヒーと本の時間@藤棚デパートメント
住所: 神奈川県横浜市西区中央2-13-2 伊勢新ビル1F 藤棚デパートメント内
アクセス:相鉄線「西横浜駅」から徒歩約10分
開催日:2025年2月16日(日)
開催時間:10:30-15:00