瀬谷区「お菓子工房Keimin」のデコレーションケーキはしぼりたての生クリームが最高!

長屋門公園の近く、住宅街の一角にあるお菓子工房Keiminさん。

受注してから新鮮な材料を取り寄せて製造してくれるオーダーメードのお菓子屋さんです。

2年前、かぼちゃがたっぷり入ったチーズケーキ「かぼちゃちーず」を初めて食べてからすっかりファンになり、たびたび訪れています。

さて、我が家ごとではありますが、2月は家族の誕生日があります。

ぜひ「瀬谷の逸品」にも認定されているKeiminさんのデコレーションケーキが食べてみたいと思い、1週間前に注文をしました。

2月某日。

最高気温が一桁の寒い日でしたが、ケーキのためなら平気です。自転車に乗ってケーキを取りに向かいました。

いつもかわいいお菓子屋さん

到着して呼び鈴を押そうとしたその時、このお店を1人で切り盛りするパティシエママ、Keiminさんが迎えてくれました。

「こんにちはー!」

緊張しやすい私ですが、Keiminさんの持つ空気の柔らかさに心がほぐれていきます。

普段はこちらの扉から商品を受け取ることができます。本日はカフェスペースを見せていただきました。

カフェスペースは、毎月最終土曜日のみ営業しています。普段はホールでのみ販売しているケーキの「カット売り販売」のほか、「おうちカフェの日」として紅茶やアフタヌーンティー(アフタヌーンティーは予約制)を店内でいただくこともできるそうです。

季節を感じるカフェスペース

カフェスペースに入ると、入ってすぐの場所に桜でしょうか、何かの枝が飾られています。

白い小さな花が咲いていてとてもかわいいです!

よく見ると「強風で折れたさくらんぼの枝です」と書いてあります。
そういえば最近風の強い日が多かったような気がします。先週、お庭で育てているさくらんぼが枝ごとボキッと折れてしまったそうです。

「先週満開だったんですよ!」と笑顔で教えてくれるKeiminさん。

インテリアとしても、最後まで無駄にしない心もステキだなと思いました。

そしてカフェスペースには大きなこたつがありました。気の置けない友達や、家族とくつろぎながらおいしいコーヒーやスイーツを味わえる、ステキな空間です。

テレビの向こうにはお雛様が見えます。
12月にはクリスマスツリー、5月には五月人形など、季節を感じられる空間にしていますとのこと。

私はこのお雛様を見て「え!もうすぐ3月?!」と気がつきました。もう少し情緒や季節を感じながら生きたいものです。

空き瓶がキャンドルに!「季節の果実豆乳ゼリー」

さて現在、Keiminさんイチオシスイーツはこちら「季節の果実豆乳ゼリー」です。

今回は実物が無いため、頂いたチラシで失礼します。

通常、豆乳を製造する際に出るおからは取り除くものですが、Keiminさんの豆乳は、おからごと豆乳にしているとのこと。食品ロスがなく、無添加で身体に優しい自家製豆乳です。

自家製の豆乳を使った豆乳ゼリーは、季節の果実とともにかわいいガラス瓶に入っていてとてもおいしそう!

実はこの豆乳ゼリー、これだけじゃないんです。

「季節の果実豆乳ゼリー」を購入すると、上の写真のようなキャンドルセットが一緒に入っています。こちらはカフェスペースで撮影しました。右上は完成済みのキャンドルです。

写真左上にある白い袋は、大豆油を主な原料にしている天然植物性ワックス。

湯煎して溶かしたワックスをゼリーの空き瓶に注ぎ、鉄製スタンドをつけた木製芯を入れると、あっという間にキャンドルの出来上がり!

大豆油はすぐに固まるので、時間をかけずにできるそうです。
木製芯に火を灯すとパチパチと音がして、とても癒されるとのこと。

おいしくて、防災アイテムにもなって、癒されて、一石二鳥にも三鳥にもなる、今まで見たことのない豆乳ゼリーです。ぜひ注文してみてください!

ケーキにのってるいちごは3種類

デコレーションケーキを受け取る前に、ケーキに使用しているいちごについて教えてもらいました。

いちごを見るだけでパッと気持ちが華やぎますね!
一番奥のいちごから「とちあいか」「とちおとめ」「みのり」の順に並んでいます。

痛みにくく見た目がシュッと細長い「とちあいか」。痛みやすいところがありますが、市場にも出やすい有名な品種「とちおとめ」。「みのり」は長崎産で、甘くてごろっとした見た目が特徴です。

写真下にあるのは青森産のブドウで、普段は国産ブルーベリーを使っていますが、ブルーベリーの季節ではない時はブドウにしたり、その時その時の旬であるフルーツをデコレーションケーキに乗せています、とのこと。

使用するフルーツが気になる人は、事前に問い合わせてみてください。

デコレーションケーキ登場

Keiminさんにお話をたくさん伺って、最後にケーキを受け取りました。

「おいしそう!!」

キラキラ、ピカピカ輝いています!!

今日は次女の誕生日です。早生まれでいろいろ苦労しているので「悪いことしたなぁ」と罪悪感を感じてしまうこともあるのですが、このケーキを見たら「いちごの季節に産まれたことって、とてもステキじゃない?!」と初めて肯定的な気持ちが湧いてきました。

そのぐらい、いちごの赤が持つパワーを大きく感じるケーキです。赤を支えるブドウの紫もとてもキレイ。

今すぐ食べたいくらい、おいしそうです!

Keiminさんなら半分だけ生クリームもOK!

ちなみに、一緒に食べる人の中に生クリームが苦手な方がいたら【4分の1は生クリームなし】、アレルギーの方がいたら【半分フルーツなし】など細やかな対応もしてくれるとのこと。

今までケーキを囲むタイミングで、ちょこんと座って見ていたような子も、みんなで一緒のケーキが食べられます。オーダーメイドならではの細やかな気遣い、優しさが素晴らしいですね!

ショートケーキに限らず、シフォンケーキなど、他のケーキでもお願いできます。

一つだけ、着色料を使えないので色つきのケーキにしてほしいといったオーダーは受けられないとのことでした。

注文の際に気になることを相談してみてくださいね。

Keiminさんとたくさんお話をして元気をもらい、お店を出てあたたかい気持ちでいると、夕暮れに染まる富士山が見えました。

生クリーム最高!

そしてまた自転車に乗りそーっと帰宅しました。かなり気をつけてゆっくり帰りましたが、箱にクリームを少しつけてしまったので、残念ですが写真は割愛します!

私の誕生日ではありませんが、早く食べたくてうずうずしてしまいます。

これはKeiminさんが撮影してくださった、我が家のデコレーションケーキです。とてもキレイな写真ですね。

ひととおり誕生日を祝ったら、いよいよ実食!

一口食べてみると、本当においしいです!!とてもおいしい。
受け取りの時間に合わせて仕上げてくれた生クリームがふんわり甘くて、でも甘すぎず、そこへいちごの酸味が合わさり口中においしさが広がります。

スポンジもふかふかで、程よいしっとり感があり、幸せになる味です。
誕生日の娘も大喜びで、おいしいと何度も言って食べてくれたので、とても嬉しかったです。

ここでしか食べられない身体にも心にも優しいスイーツ

注文を受けてから作ってくれるKeiminさんのケーキ。最高においしかったです。今この瞬間もまた食べたい気持ちでいっぱいです。

今月の「カット販売」と「おうちカフェ」は3月29日土曜日です。
食べたい!気になる!と思ってくれた方はぜひこの機会に行ってみてください。

お客さんに合わせて細やかな対応をしてくれるKeiminさん、お話を伺ってますますファンになりました。

Keiminさんは地区センターでお菓子作りの先生をしていたり、店舗にてワークショップをおこなったりさまざまな活動をされているので、Instagram(@keiminsweets)もぜひチェックしてください。

お菓子工房Keimin
住所:神奈川県横浜市瀬谷区阿久和東2-37-19
アクセス:相鉄本線「希望ヶ丘駅」徒歩約15分
相鉄本線「三ツ境駅」南口よりバス「戸塚行き」約5分「谷戸阿久和」下車。
「希望ヶ丘駅」から車で7分。
営業時間:9:00-19:00(受け取り可能時間)
TEL:090-5564-4285
定休日:年末年始、不定休

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。