新綱島駅から綱島駅方面へ歩くこと数分。綱島駅の中央改札前を通って西口に出てすぐ、「天一書房 綱島店」さんの入り口へ続く階段があります。
ここは私にとって、日常のなかで何度も足を運んできた、なじみのある書店です。
本だけでなく文房具やおもちゃなど、幅広く商品をそろえているので、用がないときにもつい立ち寄ってしまいます。

階段を下りた先にある店内は、品ぞろえ豊富!
入り口には扉がなく、階段を下りるとそこはもう店内。
入ってすぐ右手には、文房具の棚が並んでいます。ペンやノートだけではなく、バインダー・手帳・ポストカード・レターセットなど、ラインアップはさまざま。
「今これが必要だけど、手元になかった……」「コンビニでも売っていない!」そんなときの強い味方です。

特に文房具は、お客さんからの幅広いニーズに応えられるように、店長さんがこだわって発注・陳列を担当しているんだとか。
品ぞろえを決めるうえで大切にしているのが、お客さんの声や店頭での反応だそうです。要望を受けて商品を発注したり、売れ行きを見ながら展開を変えたりすることもあるといいます。
実際のお客さんの声に合わせて、展開する商品を調整していく。これはこの店ならではの強みのひとつだなと感じました。

ほかには、トミカやガチャガチャが並べてあったり……

かわいいかさやトートバッグ、そして非常食用のおにぎりパックまで!
お店の面積は、110坪ほどだそう。大型書店ほどの広さはありませんが、取り扱う商品の幅広さに驚かされます。
本ももちろん、こだわりの陳列とラインアップ
本棚を見ると、平積みにしたり、表紙を正面に向けたりと、本の表情が見える陳列が多いように感じられます。
いろんな本の表紙が目に入りやすいので、目的がなくても「天一書房 綱島店」さんに立ち寄ってうろうろするのが、私の楽しみの一つにもなっているんですよね。

ちなみに店長さんに話を聞いたところ、店内のレイアウト(本棚の配置)は、 今の配置になってから何年も、ほとんど変えていないとのこと。
ジャンル構成は、時代とともにニーズに合ったものに変更しているそうです。
限られた売り場で幅広くラインアップを見せる必要があるため、陳列には工夫を重ねているとも話してくれました。ほかの書店を訪れて観察するなど、よりよい陳列のためのリサーチもされているそうで、その情熱に心を打たれます。
なかでも、しずかに存在感を放つのは、コミック売り場です。コミックを好んで購入するお客さんの割合が高いそうで、店内の最奥には、大型書店にも引けを取らないと感じるほど多くの棚が並んでいました。
オーソドックスな少年マンガ・少女マンガだけではなく、大人が読んで楽しいコミックエッセイや、Web小説を原作にしたコミカライズ作品なども豊富で、ほかではあまり見かけないタイトルも。
ぜひ一度、ご自身の目で物色してほしいくらいの充実ぶりです。
「地元密着」ならではのコーナーも
また、入り口近くには、横浜にまつわる本がまとめて置かれているテーブルがあります。
ガイドブックのほか、地域で長く愛されてご年配のファンも多かったという雑誌(現在は休刊)を再編集した書籍も並んでいました。

こうした地域本はやっぱり需要があるそうで、よくお客さんから質問を受けていたんだとか。そこで、このテーブルを店に入ってすぐの場所に設置したそうです。
お客さんからの声をダイレクトに反映してくれる、「天一書房 綱島店」さんのいいところがよくあらわれたエピソードですよね。
このほか、出版社のキャンペーンに合わせた棚もいくつか展開されています。

この棚は、夏休みの課題によくある読書感想文に使えそうな本をまとめたコーナーになっています。時期によっては、カレンダーや手帳が陳列されている一角です。こうした特集棚を眺めているうちに、思いがけない一冊に出会えそうな気もしてきます。
地下にあって入り口が階段になっているので、入りにくさを感じるひともいるかもしれません。けれど、階段を下りた先まで足を運ぶ価値がある、わくわく感が待っているお店だと思います。
何より、お客さんの声を大事にして、日々の店舗運営に反映してくれる姿勢が、とてもステキだと思いませんか?
「天一書房 綱島店」さんは開業してからもう50年。変わらない店内の骨格を大切にしながらも、地域の声に合わせて少しずつ更新されてきました。
限られた空間の中で、必要とされるものをどう届けるか——そんな工夫がいたるところに感じられる書店です。みなさんもぜひ訪れてみてください。
天一書房 綱島店
住所:神奈川県横浜市港北区綱島西1-6-19
アクセス:東急新横浜線「新綱島駅」から徒歩約3分、東急東横線「綱島駅」から徒歩約1分
TEL:045-543-0100
営業時間:
月~土 10:00-23:00
日・祝 10:00-21:00
定休日:1/1

































