天王町駅からすぐ!帷子川沿いに佇む老舗のそば処「伊豆庵」

天王町駅から帷子川方面に徒歩約2分の位置し、帷子川にかかる橋を渡ってすぐのところに老舗のお蕎麦屋さんがあります。
周囲とは少し違う、歴史ある雰囲気を醸し出しています。

東海道五十三次 保土谷宿ゆかりの地、趣ある佇まいのそば処

この日は梅雨入り前で、とても天気が良い日。気温も上昇。暑い…。
お昼時で何を食べようかなと思っていたところ、ちょうど目に飛び込んできたのは、以前から気になっていたお蕎麦屋さん。
こんな日は冷たいお蕎麦が食べたい!

しかし、以前から入りたいと気にはなっていたものの、一人で入るにはちょっと勇気がいる厳かな佇まい。
どうしようかなと思っていたら、60代くらいの女性が1人で出てきました。
入れ違うように50代くらいの男性が1人で入店。
1人で来られるお客さんが多そうな雰囲気に決心がつき、のれんをくぐってみました!

和の雰囲気の店内に、心も落ち着く

恐る恐る中を覗くと、「いらっしゃいませ~おひとり?」と店員さんから声をかけていただきました。
1人での入店でしたが、「空いているお好きな席にどうぞ」と促され、店内が良く見渡せるテーブル席へ。

すぐに冷たいお水とお手拭きが運ばれてきました。
暑かったのでお水を一口。落ち着きました。

店内を見渡すと、木を基調とした和のテイスト。昭和の雰囲気が漂い、とても居心地が良いです。

テーブル席が3卓と、お座敷席が2卓ありました。
お座敷の横には大きな窓があり、外の植物がよく見えてとても開放的。
お座敷があるので、小さな子ども連れでも来やすそうです。

障子には組子細工が施されていました。何か家紋のような組子細工となっていて、気になります。

保土谷宿ゆかりの地ということで、東海道五十三次の絵も飾られていました。
保土ケ谷宿は江戸(日本橋)から4番目の宿場、天王町駅、保土ケ谷駅を過ぎて国道1号まで続いていたそうです。

窓の外が横浜だということを忘れそうな別空間、といった感じです。

お昼を少し過ぎた時間で、お客さんは私のほかに4人ほど。
常連さんらしき2人組の女性と、男性の一人客、女性の一人客でした。
外の喧騒は遠のき、店内はゆったりとした時間が流れているようでした。

のど越しの良い手打ちそばと揚げたての天ぷら

さて、何を食べようかなとメニューを見てみます。

今日は暑い中、外を出歩いていたので、冷たいお蕎麦が食べたい。
王道はやはり天ざるせいろかな。
でも、鴨せいろもいいな。鴨のだしが出て美味しいんだよね。
カレーせいろってどんなのだろう?冷たいお蕎麦を温かいカレーにつけるのかな?食べたことないなぁ。
天丼セットも気になる…。

と、アレコレ考えて、しばし悩みます。

そして、悩んだ末に注文したのがこちら。

天ざるせいろ 1,450円

天ぷらのつゆは別皿ではなく、お蕎麦と共通のようです。
薬味は、ねぎ、わさび、しょうがを乗せた大根おろし。
とりあえず薬味をすべて入れて、早速いただきます。

お蕎麦はどちらかというと細め。ちょっと緑がかったように見えます。(写真ではわかりづらいかも。)
細いけどコシのあるお蕎麦でのど越しが良く、するすると食べられます。
噛むと鼻から抜けるそば粉の風味が感じられ、だしの効いたそばつゆとの相性は抜群です。

天ぷらは、海老、なす、ピーマン、さつまいも、かぼちゃ。
揚げたてのサクサクで、冷たいお蕎麦とよく合います。

天ぷらが何種類もあると、いつもどんな順番で食べようか悩みます。
私は最後に好きなものをとっておく派なのですが、海老とさつまいもが特に好きで、悩んだ末に海老を最後にいただきました。
海老のぷりぷりした食感と甘み、しっぽまでカリカリでとても美味しかったです。

気づいたら、あっという間に完食。
お蕎麦は大盛でも全然いけました。次は大盛にしようと思います。

そして、私の後に1人で来店した女性客が、お蕎麦と一緒に瓶ビールを召し上がっていました。
とても羨ましかった。次はビールもいただこうと心に決めたのでした。

満足したあとは、近くの橘神社にお参りして帰りました。
みなさまも、ぜひ足を運んでみてくださいね!

手打ちそば 伊豆庵
住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区天王町2-36-8
アクセス:相鉄本線「天王町駅」から徒歩約2分
営業時間:11:30~15:00(時間は前後する場合あり)
     ※しばらくの間、夜営業はお休み。
電話番号:045-331-3050
定休日:木曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。
ABOUT US
さちやま
さちやま
保土ケ谷区に住んでかれこれ25年。変わってゆく相鉄線沿いの街並みを観察するのが大好き。アンテナを張り巡らし、おすすめ情報を発信していきます。