駅ビルと商店街が目の前に広がる鶴ヶ峰駅。そんな駅前の喧騒から、
歩いてわずか3分の場所に、静かにたたずむ珈琲店「陽のあたる道」があります。
鶴ヶ峰に引っ越してきてから、お店の前を通る度に気になっていた私。
思い切って足を踏み入れたのは去年のことです。
それ以来、自宅用のコーヒー豆は、毎回こちらの珈琲店から購入するようになりました。
今回は、私のお気に入りの1つ、鶴ヶ峰の珈琲店「陽のあたる道」の魅力を紹介します。
柔らかな雰囲気の店内に心が和む
お店の外には、オープンデッキの席とメニューの看板。気持ちのいい季節には、
外の空気を吸いながらコーヒーを味わう、なんて楽しみ方もいいですよね。
メニューを眺めながら「どれにしようかな？」とひととおり迷ったら、さっそく店内へ。
白をベースにした柔らかい雰囲気の店内。耳に心地いい静かな音楽が流れています。
初めてでもなぜか懐かしくホッとする、そんな温かさを感じます。
まず目を引くのがカウンター越しに並ぶコーヒー豆の瓶。常時20種類以上が並び、
どれにしようかと眺めているだけでワクワクしてきます。
そして、カウンターには、これまた選ぶのに困るほどのお菓子がずらり。
どれも美味しそうで目移りしますが、実はこのお菓子、全て店主の奥様の手づくり！
自家焙煎珈琲と手づくりスイーツの絶妙なバランス
いつもは豆を購入するだけだったので、今回初めて店内でコーヒーをいただくことにしました。
まだお昼前ですが、ここはやっぱり手づくりスイーツを食べたい！
迷った末に、大好物のチョコブラウニーを注文。コーヒーはエルサルバドルにしました。
待つこと数分、素敵なカップに入ったコーヒーと美味しそうなチョコブラウニーが登場。
一口食べるとほろっと崩れるほど柔らかいのに、しっかりチョコが感じられるブラウニー。
その甘さとコーヒーの苦さが絶妙のバランスで口に広がります。
無限ループしちゃいそうな美味しさ♪
感激しているところに、さらに試食でブール・ド・ネージュという
白くて丸いスイーツをいただきました。コロンとした丸い形がカワイイ、
ナッツの風味豊かなクッキーです。優しい甘さに心が癒されます！
コーヒーマリアージュとは・・・
実はこちらのお店では、スイーツのメニューに、一緒に味わうと美味しい
おすすめのコーヒーの種類を載せています。
なぜなら、「コーヒーマリアージュ」を大切にしているから。
「コーヒーマリアージュ」という言葉、聞いたことはありますか？
恥ずかしながら初耳だった私に、店主の奥様が丁寧に教えてくれました。
「マリアージュ」とはフランス語で「結婚」の意味。「コーヒーマリアージュ」とは、
結婚のように2つの個性が合わさることで、お互いの魅力をより
一層引き立て合う組み合わせを、コーヒーと食の関係におきかえたもの。
つまり、分かりやすくいうと、コーヒーと食のベストな組み合わせです。
コーヒーとスイーツが美味しい組み合わせだということは、
ほとんどの人が感じていると思いますが、さらにそれを追求する
「コーヒーマリアージュ」という存在があったとは…。
コーヒーの世界は奥が深い！そして、難しそう…。
なんて心配しなくても大丈夫！この珈琲店にくれば、
選んだスイーツに合うコーヒーを教えてくれるので、
手軽にコーヒーマリアージュが楽しめます。
店主の想いが満ちた店内
ゆったり席について改めて店内を見渡すと、あちらこちらに目をひくコーナーがあります。
たとえば、相鉄線のマスコットキャラクター「そうにゃん」のぬいぐるみが飾られた棚。
コーヒーに関する本や雑誌、新聞が並んでいるので、
手ぶらで訪れてもゆったり読書をして過ごせます。
自宅で気軽に楽しめるドリップバッグも売っているので、気になった種類があればぜひどうぞ。
カウンター横の棚では、ご夫婦で関わっている東北への支援の一環として、
被災地の方々が手づくりしているマスクやカバンなどを販売しています。
また、店内で不定期に開催される小さな音楽ライブの案内が掲示されています。
ご夫婦の想いがつくり出す温かさ
「陽のあたる道」はご夫婦で切り盛りしているこじんまりしたお店。
その名の通り、訪れた人の心をじんわり温めてくれます。
その秘密は自家焙煎したコーヒーと手づくりスイーツもさることながら、
ご夫婦の穏やかな人柄がお店に満ちているからかもしれません。
日常の中で、ふと立ち止まって一息つきたい時、ぜひ訪れてみて下さいね。
自家焙煎珈琲店 陽のあたる道
住所：神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰2-62-20
アクセス：鶴ヶ峰駅南口 徒歩3分
TEL：045-744-7017
営業時間：10:00-18:00
定休日：月曜日、第2・第4火曜日（祝日の場合は翌日）、不定休あり
