天王町駅~星川駅の間にある「愛染橋」に、空をおよぐ約100匹の鯉のぼり!

青空と白い建物をバックに、優雅に泳ぐ鯉のぼりたち

今回紹介するのは、天王町駅~星川駅の間の帷子川に毎年飾られる鯉のぼりです。毎年この時期になると、天王町スカイハイツ前の帷子川の上を気持ちよさそうに泳いでいます。

こちらは天王町スカイハイツの自治会の方が、飾らずに眠っていた鯉のぼりを集めて飾り始めたのがきっかけとのこと。今年は約100匹の鯉のぼりが飾られています。
もう40年も続いているのだとか。すごいですね!
横浜市に住んで25年ほどですが、田舎とは違い、大きなポールを立てて鯉のぼりを飾る家を見ることはほぼないです。
親が子どものために用意したり、祖父母にプレゼントしてもらったり、思いが込められた大切なものですが、ゆくゆくは飾らずに眠ってしまうだろうな・・・と考えると、この発想はとても素敵ですよね。

鯉のぼりは、天王町スカイハイツの目の前にある愛染橋を中心に飾られています。
1枚目の写真は、愛染橋から天王町駅方面を見た景色。
この日は遅咲きの桜が咲いていて、カラフルな鯉のぼりと白い団地と、青い空にマッチしていて、とてもキレイな眺めでした。

こちらが愛染橋です。

川沿いは遊歩道になっていて公園もあり、ベンチもたくさん設置されているので、鯉のぼりを見ながらちょっとしたお花見もできます。散歩の途中にちょっと休憩するにも持って来いですね。

子どもを遊ばせたり、ゆっくり休憩できるスペースも充実

こちらは星川駅側から天王町駅へ向かう遊歩道の入り口です。
奥の滑り台がある辺りが公園になっています。
さらに奥には広場があり、子どもたちが元気に遊んでいました。
見た感じでは、川へ降りれるような場所は見当たらなかったので、子どもが川遊びをしてしまうような不安はないと思います。

この日、小さな子どもを連れた親子を見かけました。子どもが鯉のぼりを指さして、喜んでいる風景にとても和みました。鯉のぼりの数を数えているようでした。
手をつないで歩く年配のご夫婦もいらして、みなさん思い思いの時間を過ごしているようでした。

天王町駅~星川駅の辺りは16号線が走っていて交通量も多く、割りと騒がしいのですが、ちょっと帷子川の方まで来ると結構静かです。川沿いに高架があって相鉄線が走っているのですが、電車の音もとても静かに感じました。
数年前までは、高架ではなく普通に線路と踏切があったのでもっと騒がしいイメージでしたが、随分変化しましたね。

川沿いのレンガ道の横にも広い遊歩道がありますが、車やバイクの乗り入れは禁止のため、安心して散歩が楽しめます。

かわいい河童のサインが。何種類か見かけたので、探してみるのも楽しいかも。

こちらは、愛染橋から星川駅方面を眺めた景色。

遊歩道はもっともっと先まで続いていて、個人的には上星川駅辺りまで歩くのもおすすめです。遊歩道の幅はどんどん狭くなりますが、川沿いの狭い道は繋がっていてちょっとした探検気分になれます。細い道って通ってみたくなりませんか?

ちなみに奥にある橋のところを右に行くとイオンスタイル天王町店があり、左には飲食店なども入っている横浜ビジネスパークがあります。買い物や食事のついでに、ちょっと歩いてみるのもおすすめですね。

この時期にだけ現れる景色を、ぜひ見にいってみて

愛染橋には毎年4月~5月にかけて、たくさんの鯉のぼりが現れます。
なかなか鯉のぼりを飾る機会がなくなった今、こんな形で季節を感じるのはいかがでしょうか。
飾らずに眠っている鯉のぼりを寄付することもできるようですので、ご自分の鯉のぼりを飾ってもらうのも良いかもしれません。
春~初夏の風、木々の揺らめき、散る桜、優雅におよぐ鯉のぼりを、季節を感じられる帷子川散歩でぜひ感じてみてください。

愛染橋
住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区天王町2丁目50-1-5付近
交通:相鉄線「天王町駅」YBP口改札から徒歩約4分、「星川駅」から徒歩約7分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。