今回訪れたのは、
瀬谷駅、大和駅のどちらからでも徒歩12〜15分ほどのところにある「深見神社」です。
予想以上の歴史の深さに驚き!
この神社、1876年に火災で古文書が全て消失してしまっているようで、
正確な創建時期は不明だそうです。
「総国風土記」という歴史文献によると、
478年3月に創祀との記載があるとのことで、
1500年以上の歴史の深い神社ということになります。
歴史が深いと言うだけあって、
源頼朝や武田信玄といった歴史的人物たちにも
篤く信仰されていたと言われているそうです。
そんな「深見神社」は、駅から閑静な住宅街を抜けたところにあります。
この静けさが、落ち着いた雰囲気をより引き立てているように感じました。
階段を登って鳥居をくぐると狛犬さんがお出迎え。
以前、こちらのブログでも紹介しましたが、
三ツ境駅近くの「白姫神社」で、珍しい狛犬さんを見つけて以来、
狛犬の写真を撮るのが趣味になってしまいました。
こちらの神社の狛犬さんは、比較的よく見かけるタイプかと思います。
しっかりお手入れされていて、綺麗な狛犬さんでした。
一見普通ですがちょっと変わった手水舎
新型コロナウイルス感染症対策で手水が自粛されている神社が多い中、
こちらの「深見神社」の手水舎には「手水使えます」との貼り紙が貼られていました。
なにか特別な対策をしているのだろうか?
と不思議に思いながら近寄ってみると、
なんと「一歩前へ、自動手水です」との貼り紙が…。
「自動手水」!
そんなものがこの世にあるだなんて!
ドキドキしながら一歩前へ出てみました。
中心の龍ばかりに目をやっていたこともあり、
どこから手水が出てくるのかわからなかったのですが、
予想していなかったところから手水が出てきたため少し驚きました。
竹から出て来る手水は、
普通の手水よりも透明度が高いような気になってくるので不思議です。
立派な社殿だけでなく変わった名前の指定文化財もあります
こちらの社殿の西側(写真向かって左側の位置)には、
大きなハルニレの木が立っています。(写真には写っていませんが…。)
樹齢500年だそうで、高さは43mもあるそうです。
ハルニレは、本来、夏緑樹林帯(ブナ帯)で育つ木だそうです。
この辺のような低地で育つのは珍しい種類の木だということで、
この地域では、なんという名前の木かわからなかったことから、
「なんじゃもんじゃの木」と呼ばれるようになったと言われています。
こちらのハルニレの木は、大和市の指定文化財に登録されています。
そんなハルニレの木のすぐ隣には、こちらの「靖国社」があります。
かつて厚木海軍飛行場の敷地内に「厚木空神社」という
太平洋戦争による厚木航空隊の戦死者を祀っていた神社があったそうです。
その「厚木空神社」の転社の際に、
瀬谷周辺地域の戦没者をここで合祀するようになり、
その際に「靖国社」という名称になったようです。
こちらは「御倉稲荷(おくらいなり)神社」という神社だそうで、
「靖国社」の隣に並んで鎮座しています。
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)という、
穀物の神様が祀られています。
大きな神社の境内に稲荷神社が入っているのはよく見かけますが、
こちらのように並んで建てられているのは見たことがなかったので、
なんだか珍しいものを見られた気持ちになりました。
平日の夕方に訪れたにもかかわらず、
数組が入れ替わり立ち替わりで参拝されていました。
ランニングついでに来ていた方などもいたため、地元の方にも親しまれている神社ですね。
御朱印もあるとのことなので、御朱印を集めている方や、
歴史好きの方は訪れてみてはいかがでしょうか。
巷ではパワースポットとも言われることもあるようなので、
運気を上げたい方にもオススメです!
深見神社
住所:神奈川県大和市深見3367
アクセス:相鉄線瀬谷駅、大和駅から徒歩12〜15分