別名ジャングル山!野生動物が暮らす「鶴ヶ峰ふれあいの樹林」

みなさん、「ふれあいの樹林」を知っていますか?
ふれあいの樹林は、小さな緑地を育成・保全しながら市民の憩いの場としても活用する、横浜市の取り組みのひとつ。市内に14ヶ所あります。

以前白根ふれあいの樹林を散策したところ、竹林が生い茂るとてもステキな場所で感動しました。他の樹林はどんなところなんだろう?と調べてみると、鶴ヶ峰駅の近くにもふれあいの樹林を発見しました。

今回は、鶴ヶ峰ふれあいの樹林を紹介します。

住宅街に残る自然路

鶴ヶ峰駅からスーパーやお店の立ち並ぶ大通りを抜けて、スマホのマップとにらめっこしながら住宅街の細い道を進んでいきます。

かなり奥まっているので、看板を見つけたときはホッとひと安心。
駅から約13分ほどで到着しました。

鶴ヶ峰ふれあいの樹林は、地元では「ジャングル山」と呼ばれているそう。
平成10年に市が借り受け、ふれあいの樹林になったそうです。

森へとつながる階段は、カラフルな落ち葉でいっぱい。
サクサクと落ち葉を踏む音を楽しみながら、散策開始です!

野鳥や植物を観察!

階段の上には、地図と散策ルールの書かれた掲示板がありました。

入り口の階段以外は起伏がないので、奥まで森が広がっているのがわかります。

太陽の光が差し込んで、カラッとした冬らしい陽気の中にもあたたかさを感じます。
散策路をのんびり歩いていると、気持ちがいい!

鳥のさえずりの音が、あちらこちらから聴こえます。チュイチュイ、ピチチチととても多彩。木々の隙間からも、たくさんの鳥の影が見えました。

あとから調べてみると、シジュウカラやコジュケイなどが生息しているそうです。
ボランティアの方が管理されているのか、巣箱も見つけました。

道なりに進んでいくと、イベント広場に出ました。

置いてあったベンチに腰掛けて、ちょっと休憩。
鳥のさえずりや風で葉のこすれる音を聴いていると、時間がたつのを忘れます。

ベンチのうしろには、立派なコナラとクヌギの木。
足元の落ち葉をかき分けると、予想通り!かわいらしいどんぐりを見つけました。

散策路の足下には、赤や緑の木の実も発見!

道の途中には、立派なモミジも見つけましたよ。

四季折々の植物が観察できそうです。

見上げると、野生のリスが!

さらに散策路を歩いていると、「ポトン、ポトン」という音が耳に入ってきました。
「何の音だろう?」と耳を澄ませ、音の方に目を向けます。

なんと、木の上にリスを発見しました。
前足と歯をつかって、器用に木の皮をめくっています。

音は、むいた木の皮が地面に落ちる音でした。

まさか野生のリスが暮らしているなんて、驚きです!
キョロキョロしたり、ふさふさのシッポを揺らすかわいらしい姿に、しばらく見入ってしまいました。

ジャングル山について調べてみると、以前は焼いも大会や落ち葉のプールなど、近隣の子ども向けのイベントもたくさん実施されていたようです。
身近な場所に自然と親しめる場所があるのは、とてもステキですよね。

横浜市旭区に残る自然を体感できる、ジャングル山!
散策路は15分ほどで一周できますが、観察しているとすぐに時間がたちますよ。

みなさん、ぜひ足を運んでみてくださいね。

鶴ヶ峰ふれあいの樹林
住所:神奈川県横浜市旭区鶴ケ峰1-92ほか
アクセス:相鉄本線「鶴ヶ峰駅」から徒歩約13分
電話番号:045-353-1166

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。