泉区に「多世代交流スペース」という場所があるのをご存知ですか?
2018年9月にオープンした「宮ノ前テラス」では、「食事」を中心にした人と人との交流を深める活動がおこなわれています。
昨年からの新型コロナの影響で、お家で過ごす時間も増えて、幼い子どもを育てているママにとっては何をして過ごそうかな?と毎日悩んでしまうもの。
子どもを遊ばせながら、少しホッとできる空間があったら良いなあ、と思いませんか?
今回インターネットの検索で「宮ノ前テラス」を知り、一般的なカフェや飲食店とは少し違う取り組みをしていることに興味をもち、行ってみることにしました。
公園のすぐ隣に、地産地消のランチが食べられる!
相鉄いずみ野線いずみ中央駅からのんびりと自転車で15分、横浜市営地下鉄中田駅から徒歩8分の場所に「宮ノ前公園」があります。
ここは住宅街の中にある公園で、広々とした広場や遊具があり、昼間でも小さなお子さん達が楽しそうに遊んでいる公園です。
その公園のすぐ隣に、パッとみた感じは一軒家のような建物があります。
公園の敷地内からもアクセスできるのでとても便利ですね。そして「宮ノ前テラス」と書かれた看板が。さっそく中に入ってみました。
店内に入ってみると、カフェのような明るい雰囲気。窓が大きく、隣の「宮ノ前公園」の様子も見ることができます。
食事をするテーブルやイスはもちろん、そのすぐ横にはピアノなどがあるイベントのスペースもあり、一般的な飲食店とはちょっと違いますよね。
そして今回「宮ノ前テラス」を運営するNPO法人宮ノマエストロ代表の高橋裕子さんにお話をうかがうことができました。
2021年3月1日現在、事前に予約をしたお弁当を販売しているとのこと。すでに3、4人のお客さんと見られるおばあちゃんたちが、スタッフの方とワイワイと楽しそうにお会計をしてお弁当を受け取っていました。
特別にこの日のお弁当を、お皿に盛り付けて見せていただきました。
今日のメインは人気の「鶏肉と季節の野菜の黒酢あんかけ」!
全てボランティアの方が作っているそうですが、実はプロが作ったものでは?!と思うほど、色とりどりのおかずがバランス良く並んでいます!
「地産地消にこだわって、野菜もたっぷりに。味付けも濃くしすぎないようにいるんです!」と、子どもからお年寄りまでのことを考えた優しい配慮が。
しかもランチは500円と、とてもリーズナブル!
ランチのメニューも毎回かわるので、飽きずに食べられそうです。
ランチだけじゃない!困っている人に手をさしのべる優しい場所
さらにお話をうかがうと「宮ノ前テラス」ではランチだけでなく、子ども食堂や高齢者へ向けたスマホ教室、昨年からはフードパントリーも行っているそう。
フードパントリーとは、生活に困っている方へ向けて無料で食材などを配布する取り組みのことです。「宮ノ前テラス」では毎月開催するたび、その時に配布する分がすぐなくなるという人気ぶりなんだとか。
本当に困っている時って、なかなか自分から声をあげにくいものですよね。こういった取り組みがもっと広がって、困っている人たちに届けば良いなと思います。
「宮ノ前テラス」ではホームページをはじめ、SNSでも活動の様子や、イベントなどを積極的に発信しています。
「ぜひ気軽に問い合わせしてください」と、おっしゃっていた姿に、これは困っている時にきっと力になってくれるはず、と確信しました。
お話をうかがった高橋さんをはじめ、ボランティアの方々もとても明るく、気さくにお話していただきなんだかわたしも元気をもらえました。
ふらっと公園へ行きながら、ランチも、地域の方とのコミュニケーションの場にも。気軽に過ごせる憩いの場所、「宮ノ前テラス」へぜひ気軽に遊びに行ってみてくださいね。
多世代交流スペース 宮ノ前テラス
住所:横浜市泉区中田東4-59-41宮ノ前公園となり
アクセス:相鉄いずみ野線いずみ中央駅より自転車で15分、横浜市営地下鉄中田駅より徒歩9分
電話:045-884-0246
営業時間
ランチ:9時〜16時、日・月・火・木曜日
子ども食堂:17時〜、第1・第3水曜日
定休日:金・土曜日
※2021年3月10日現在の情報です。新型コロナの感染状況により営業時間などが変更になる場合がありますので、ホームページ、SNS等をご確認下さい。