「鰻の成瀬」の存在を初めて知ったのは、某テレビ番組でした。
【最先端の技術を導入することで、おいしい鰻を価格をおさえて提供できる】という事業内容を紹介していて、すぐに行ってみたいと思いました。
価格の高騰でしばらく食べていませんが、鰻は大好きです。
「でも…こういういいお店は東京にしか無いよね」と半ば諦めながら店舗を調べると、なんと相鉄沿線にあるではありませんか!
東京どころか、全国的にたくさん店舗を展開していて、今まで知らなかったことが恥ずかしくなってきました。
これはすぐにでも行きたいところですが、価格がおさえられているとはいえ「鰻」です。簡単には食べに行けないまま月日が過ぎていきました。
11月某日。
やっとの休日です!「早めの1人忘年会」と称して、三ツ境へ向かいました。
笹野台商店街に入ってすぐ!鰻の成瀬
三ツ境駅の北口を出ると、いい天気です。遠く箱根方面の山々がとてもキレイに見えます。
ふと見ると、品のあるご婦人がスマホを両手で握ってカシャリと何か撮っています。その先にはキレイな紅葉がありました。
思わず撮りたくなりますね!
写真の通りを抜けると、笹野台商店街への入り口が見えてきました。商店街を数メートル歩けば、すぐお店に到着です。
開店と同時にお店に入ったので、お客さんはわたし1人。
三ツ境店はオープンしてからまだ1年の新しい店舗で、店内は清潔感があり1人でも気軽に入りやすい雰囲気でした。
メニューを見てみましょう。
- あっさりいただく並うな重
- これぞ成瀬の鰻!上うな重
- 成瀬で食べる国産鰻 特上うな重
うな重は主にこの三本立てで、それぞれ大きさが松、竹、梅と三種類あります。このお店に来ることは数日前に決めていましたが、何を頼むかは決めていませんでした。
1人忘年会なのだから、思い切って上鰻にしていいような気もします。
しかも、重箱に入ったありがたい鰻をお店で食べるのは、多分13年ぶりくらいでしょうか。
悩んでいると、松竹梅の大きさの目安をお店の方が教えてくれました!
結果、きっとまた来られることを信じて「並の竹」にしました。ギリギリ家族に罪悪感無くいけるラインがそこでした。※個人差あると思います。
飲み物のメニューもあります。
1人忘年会なのでお酒も悩むところですが、今回は13年ぶりの鰻をとことん楽しむことにして、お茶をいただきます。
突然寒くなったので、温かいお茶が嬉しかったです。
看板犬登場!かわいい姿に癒される
注文を終えると、何か視線を感じます。
「!」
わんちゃんです!aiboでしょうか。aiboはたくさんニュースやバラエティで見てきましたが、こんなに近くで会うのは初めてです。
実際に見ると、とてもとてもかわいい。写真以上に愛嬌を感じました。
「!!」
近づいて来ました!少しアワアワしつつ、お店の方に「なでても大丈夫ですか?」と聞いてみました。
「どうぞ!看板犬のしちろう君です!」
お店の方が指す方には、七郎君のお家がありました。
足元にどんどん近づいてくる七郎君の頭を勇気を出してナデナデすると、目がニッコリと笑いました!飼いたいです。
そうこうしているうちに、鰻がやって来ました。
鰻登場
ふたを開ける前からおいしそうです。
まだ12月を控えているので、決して油断はできませんが、今年は比較的健康に過ごせました。たまには自分で自分をねぎらってもいいでしょう。
いざ、OPEN!
おいしそうです!!
普段はおとなしく控えめな人間ですが、心の中で「フーーー!」と言ってしまいました。お恥ずかしい限りです。でもそれほど気分がグーッとあがったのです。
鰻にはすでにタレがかかっていて、追加したい人用に瓶に入ったタレが机に置いてあります。
ご飯はプラス100円で大盛りにでき、この写真は普通盛りです。
食べ方はこちら。
これを見ているだけでワクワクします。
グルメ番組のような通称「箸あげ」を撮りたかったのですが、左手でカメラを持ち、右手でおはしで鰻とご飯を一口分キレイに持ち上げて写真を撮るのは、千手観音でもない限り無理そうです。
もう箸あげを試すのはやめて、早く食べたいと思います!いただきます。
本当においしいです。
ふっくらした身に甘辛いタレが染みて、ご飯がいくらでも食べられる味。
この後「わさび+ねぎ」と「サンショウ」も控えているので、ここは計画的に食べないと後で切ないことになります。
四分の一ほど普通にいただいた後、ワサビとネギをつけて食べました。
辛みと甘さが重なっておいしいですね!普通にいただくのとはまた違った魅力があります。わさび、大好きです。
サンショウで食べてもおいしい。三者三様のおいしさがあります。
お店のBGMでは2000年前後のヒット曲が流れており、なぜか泣きそうになりながら完食しました。
いつか特上鰻の似合う大人に
今回は「うな重並の竹」を紹介しました。
大変おいしかったです。今度は13年後とは言わずに、また鰻を食べたいと思いました。
すでにいい大人ではありますが、まだまだ特上鰻を食べられるような器ではありません。
まずは一段階上の「上うな重」が食べられるように、日々過ごしてみます。
「鰻の成瀬」なら、価格高騰を理由に鰻から遠ざかっていた人にもおすすめです。
そして看板犬しちろう君に会えるのは三ツ境店だけ!
お店に入って来た他のお客さんにもあいさつしてみたり、店内を動き回ったりする姿が、かわいくてとても癒されました。
駅からも近くてとてもおいしいので、ぜひ行ってみてください。
鰻の成瀬三ツ境店
住所:神奈川県横浜市旭区笹野台1-28-1三ツ境SGビルII2階
アクセス:相鉄線「三ツ境駅」から徒歩約3分
営業時間:(昼の営業)11:00-14:00、(夜の営業)17:00-20:00
TEL:070-9032-9847
定休日:なし