「家で飲むコーヒーを、もうちょっとこだわってみたいかも」
そんな気分でGoogleMapsを眺めていたときに見つけたのが、笹野台商店街の中にある「自家焙煎ジャスト珈琲」というお店でした。
口コミを頼りに笹野台商店街へ
コーヒーは好きでも豆には詳しくない私。豆屋さんに行くのは少しハードルが高く感じていました。
しかし、口コミに「好みを伝えると店主さんがぴったりの豆を選んでくれる」「職人気質の店主が笑顔で対応してくれる」「コーヒーの話を気さくに教えてくれる」と書いてあり、これならいけるかも…とさっそく行ってみることにしました。
お店は外から見てもなんだかほっとする雰囲気です。

カフェではなく“豆屋さん”という佇まいに、期待がふくらみました。自家焙煎ジャスト珈琲は注文したコーヒー豆をその場で焙煎してくれるサービスが特徴のお店のようです。

おすすめを書いてくれているのは初心者にはうれしい♪「コーヒー豆の知識がほとんどない私でも買えるかな?」とドキドキしながらお店に入りました。
やさしい店主さんと、香りに包まれるお店の空間
お店に入った瞬間、ふわっと広がる珈琲豆のいい香り!棚には生豆がずらりと並んでいます。

どれもまだ少し青みがかったような普段見かけるコーヒー豆とは違った色をしていて、「ここは本当に“焙煎するお店”なんだ!」と実感しました。

カウンターの奥には店主さんがひとり。初めての訪問でしたが、気さくに声をかけてくださり、緊張がほどけました。
「どんな豆をお探しですか?」と聞かれ少し迷いながらも「おいしいアイスコーヒーが飲みたいです」と伝えると、棚からいくつかの豆を紹介してくれました。

アイスコーヒー用のブレンド豆や、「苦めが好きならこの辺りを深煎りにしてもおいしいよ」とおすすめしてもらいました。今回はブラジル産のブルボンという豆に決定!
それぞれの味の特徴や、焙煎の深さによってどう変わるかなども説明してくださり、ただ選ぶだけじゃなく、知らなかったことを知れる時間が楽しかったです。
焙煎ってこんなに面白い。その場で味わう新鮮な一杯
選び終えると、店主さんが「では奥の焙煎機で仕上げてきますね」と言ってくださり、少しワクワクしながら待つことに。
焙煎中の店内には、パチパチと豆がはじける音と、徐々に立ちのぼる香ばしい香り。初めて間近で焙煎しているところを見ました!

少しずつ色が変わって、見慣れたコーヒー豆の色になっていく様子がなんとも楽しくて、ずっと見ていたくなるような時間でした。
そして、なんと「よかったら1杯、味見してみますか?」と、別の豆でドリップをしてくれることに。選ばせてもらったのは、タンザニア産のサウステラという豆。

その場で挽いてくださって、挽きたての粉にお湯を注ぐと、表面がもこもこと膨らんでいきます!

こんなに膨らむのは初めて見たので、「新鮮な豆って、こんなに違うんだ!」と驚きました。
淹れたてをいただくと、あまりクセがなく、やさしくてホッとする味わいでした。

一口飲んで「次はこれを買いに来よう」と決めてしまうほどおいしく、印象に残る一杯でした。
家で淹れるコーヒーが、ちょっと誇らしくなった午後
今回はコーヒーミルを落として壊してしまったので、お店で挽くところまでお願いしました。

鞄に入れて持ち帰っている間も、鞄からコーヒー豆のいい匂いがします!
自宅に着き、さっそくコーヒーを淹れてみました。店主の方のように上手にドリップするのは難しかったですが、お店での出来事を思い出しながらゆっくりとドリップするのも特別感があります。
淹れたコーヒーはしっかりとしたコクと、ほんのりビターな苦みが感じられて、アイスでも風味がまったく負けないのが印象的でした。
普段からおやつの時間にコーヒーを飲むことが多いのですが、この日は焼き菓子と一緒に。

甘いクッキーとキリッとしたアイスコーヒーの組み合わせがとにかく最高で、「この豆にしてよかった〜!」としみじみ思いながら、ゆっくり時間を楽しみました。
コーヒー豆を買うだけでは、ここまでの満足感はきっとなかったはず。自分の好みを伝え、店主の方と話しながら豆を選び、目の前で焙煎してもらって、香りや味を知ってからじっくり淹れる。
そんな一連の体験があったからこそ、いつもの1杯が今日はぐんと特別な1杯に感じられました。
次はホットで、あのタンザニアの豆を飲んでみようか、ミルクを多めに入れてもおいしそうだな…そんなふうに、次のコーヒーの時間まで楽しみになった日でした。
自家焙煎ジャスト珈琲
住所:神奈川県横浜市旭区笹野台1丁目18-16
アクセス:相鉄線「三ツ境駅」から徒歩約5分
TEL:045-391-1701
営業時間:10:00-18:00
定休日:水曜日、第1・第3木曜日