新綱島駅から徒歩約11分。綱島西方面へバス通りをまっすぐ歩くと、手作りジャムと焼き菓子のお店があります。
入口の赤い椅子が目印の「四季菜館(しきさいかん)」さんです。

開いているのは平日の日中のみ。
マンション1階の少し奥まった場所にあるため、綱島では知る人ぞ知るお店です。
ここのジャムがすごくおいしくておすすめなので、今回ご紹介したいと思います。
手作りジャムが豊富な四季菜館さん
お店に入ると、奥の棚には、見た目もかわいい手作りジャムがずらり。

この日、レジ横に並んでいたのは、マーマレード、あんず、ソルダム、ブルーベリー、いちご。

そして、もも、りんご、りんご&レーズン、しそシロップでした。
種類が多く、選ぶのがいつも楽しいです。(トマトソースが置いてある日もあります。)

人気のジャムを聞いてみると、甘いのが好きな人と酸っぱいのが好きな人で違うそうです。
甘党さんがよく買っていくのは、いちごジャム、りんごジャム、ももジャム。酸味好きさんには、あんず、ソルダムが人気なのだとか。
ぎりぎりまで甘さ控えめの手作りジャム
四季菜館さんのジャムは、糖度42度ほど。日持ちさせられる範囲で、ぎりぎりまで砂糖をおさえているそうです。
材料には、できるだけ地元のものを使い、マーマレードの柑橘は港北産、トマトソースのトマトは横浜産。ももジャムには、綱島で唯一の桃農家・池谷(いけのや)桃園さんのももが入っていることもあるそうです。
ちなみにわが家の推しは、りんご&レーズンです。

以前、子どもと一緒にりんご&レーズンを選んだときのこと。「シナモンが入っているけれど大丈夫ですか?」とお店の方が気づかってくださり、とてもありがたかったのを覚えています。
買い物ついでに知る、四季菜館さんのこと
わが家では、お店に通ううちに「ここって福祉施設でもあるのかな?」と気づいたのですが、詳しいことは知らないまま。
今回はせっかくなので、施設長さんにお話を聞いてみました。
四季菜館さんは、NPO法人「精神保健を考える会 まいんどくらぶ」さんが運営する地域活動支援センター。この場所で、1997年から活動しているそうです。

精神障がいのある方たちが通い、ジャムや焼き菓子などの製造や販売を中心に活動されています。体調に合わせて、来られる日に、できることを、みんなで協力しておこなっているのだとか。
居場所があって誰かとつながれるって、どんな人にも大切で、かけがえのないこと。そんな日常の中で、おいしいジャムが作られています。
いちごは一度に50kg!旬の果物をいっぺんに煮る
四季菜館さんのジャムづくりは、果物がいちばんおいしい旬の時期に、一度にたっぷり仕込むのだそうです。
たとえば、いちごなら、一度に50kgも調理します。
洗って、全員でへたを取り、砂糖をまぶして、大きな鍋に10kg以上入れて煮るんだそうです。
少しお話を聞いただけでも、かなりの力仕事だと想像がつきます。

旬の味を手仕事で丁寧に引き出して、一瓶一瓶にぎゅっと詰める。だから、ここのジャムはおいしくて、くり返し買いたくなるんだなあと思いました。
近所にリピーターが多い四季菜館さん
こちらのお店には、単純にジャムが好きで通う人もいれば、福祉施設だと知って足を運ぶ人もいるのだとか。近所の小料理屋さんも、ここのブルーベリージャムを買いに来るそうです。
使い終わった瓶は、ひとつ10円で回収してくれるといううれしいサービスもあります。食べ終わったら瓶を持って、また次のジャムを選びに行く。そんな循環も、地元のお店ならではですね。
また、四季菜館さんでは、ジャムに使う果物の提供も受け付けています(柑橘類や青梅、あんずなど)。

店内にも呼びかけのカードがありました。お庭で採れすぎた果物があれば、ぜひ持って行ってみてはいかがでしょうか。
たわしも手作りで長持ち
四季菜館さんの手作り品は、ジャムだけではありません。
ジャムの棚の下には、ここで作られている花たわしやアクリルたわしもありました。ひとつずつ手作業で手間をかけているぶん、丈夫で長く使えるのだそうです。

また、店頭には、パウンドケーキなどの焼き菓子も並んでいます。
地域のイベントに出店するときは、カップケーキやクッキーも販売しているそうです。

そのほかにも、自家焙煎の珈琲豆をはじめ、まいんどくらぶさんが運営するほかの施設の製品も少し並んでいました。
マーマレードと、りんご&レーズンのジャムを実食
この日はマーマレードを買って帰りました。
お値段は1瓶400円(取材時)。手作りでこの価格はお手頃ですね。
そして、大好きなりんご&レーズンの話をしていたら、ありがたいことに、こちらも1瓶持たせてくださいました。
瓶のふたには紙がかぶせてあり、ひもでひとつずつ結んであります。こんなところにも手仕事のぬくもりが感じられます。

マーマレードは柑橘の香りがふわっと。スプーンですくうと、とろりとやわらかく、皮がたっぷり入っていました。

りんご&レーズンは飴色で、シナモンがいい香りです。
どちらもやさしい甘さで、つい多めに使ってしまいました。1瓶なんて、すぐになくなってしまうのが、四季菜館さんのジャムなのです。

四季折々の低農薬の野菜や果物を原材料にしているのも、子育て中の親としてはうれしいポイント。
綱島に来たら、ぜひ赤い椅子を目印に立ち寄ってみてください。

なお、施設の利用者として通ってみたい方の見学も、随時受け付けているそうです。
四季菜館
住所:神奈川県横浜市港北区綱島西3-20-22 グランパール綱島壱番館1F
アクセス:東急新横浜線「新綱島駅」から徒歩約11分
東急東横線「綱島駅」から徒歩約8分
TEL:045-542-0450
営業時間:10:00-17:00
定休日:土・日・祝日(不定期で休みの場合あり)
駐車場:なし
































