今回紹介するのは、新横浜の「緑の珈琲焙煎所 新横浜店」です。
わが家は夫婦でコーヒーが好き。夫は好きが高じて家で飲むためのコーヒーを焙煎するほど大好きです。
近所に新しい焙煎所ができたと聞いて、ずっと気になっていました。いつか夫と行きたいな…でもその前にこっそり偵察してきちゃおう!
そんなわけで、土曜日のお昼どきにお散歩がてら出かけました。
約40種類!ズラッと並んだコーヒー豆にワクワク
お店は、新横浜駅から徒歩約10分の住宅地のなかにあります。大きくて真っ赤なコーヒーミルが目印です。淡い緑色の木の壁に、赤いロゴマークが映えています。
中に入ると、緑色のコーヒー豆が入ったガラス容器がズラリ!その数はなんと常時約40種類とのこと。圧倒されるボリュームです。
緑色のコーヒー豆は「グリーンビーン」と呼ばれる焙煎前のものです。
この店では、豆を選んだあとに好みに合わせてその場で焙煎してくれるのです!
コーヒー豆は、焙煎後2、3日から1週間後くらいが最もおいしいといわれています。
スーパーや食料品店などで販売しているコーヒー豆は、焙煎してからお店に届くまで流通に時間がかかるので、ベストなタイミングで手に入れることは難しいことが多いです。
この店では注文を受けてからコーヒー豆を焙煎してくれます。焙煎したての状態で買えるので、自宅でも一番おいしいタイミングでコーヒーを淹れることができます。注文は200グラムからできるので、おおよそ1週間から2週間くらいはたのしめます。
焙煎度合い(ロースト)は5段階から選ぶことができ、抽出器具や方法に合わせて豆を挽いてくれます(グラインド)。
焙煎機を見せていただきました。少ない量でもムラなく焙煎できる優れモノ!さすが専門の焙煎所です。
おしゃれ感満載のカフェにもワクワク
この店にはカフェも併設されています。
カウンター席が3つ、テーブル席が4組あります。カウンターでは、目の前でコーヒーを淹れる様子を見ることができます。
テーブル席は、まるで茶室のような趣のあるスペースです。椅子はデザイナー柳宗理さんのバタフライスツール、丸窓のような鏡やさりげなく飾られた絵など、こだわりを感じるインテリアになっています。
壁に描かれたイラストもとてもおしゃれ。お店のコンセプトやメニューの説明などがあり、スタイリッシュな雰囲気を出しています。
ハンドドリップコーヒーのおいしさに感動!
テーブル席にすわり、カフェのメニューをチェックします。
こちらでは1879年創業の淡路島の老舗菓子店、弁天堂さんのスイーツをいただくことができます。
一番のおすすめをたずねると「エクレアです」とのこと。コーヒーとエクレア、すてきな組み合わせです。
やってきました!コーヒーのいい香りがただよいます。
この日のハンドドリップコーヒーは、エルサルバドルSHB(ストリクトリー・ハード・ビーン)です。SHBはコーヒーの等級のことで、標高1,200メートル以上の高地で育てられ高品質な豆です。酸味も苦みも穏やかで、口当たりはとてもマイルドです。上品で豊かな香りが楽しめます。
エクレアは、甘さ控えめのクリームがたっぷり入っていて、コーヒーとのペアリングもぴったりです。
たくさんのコーヒー豆を眺めながら、次はどのコーヒーを飲んでみようかな、とワクワク楽しくなれます。おしゃれでスタイリッシュなカフェで過ごす時間も、コーヒーの香りにつつまれて、心がホッといやされます。
最後に、この日いただいたハンドドリップコーヒーで使っていたものと同じコーヒー豆を買いました。夫へのおみやげです。
この店は「緑の豆 新宿御苑店」の姉妹店だそうです。店主のクミコさんが新宿御苑店で飲んだコーヒーのおいしさに感銘し、20数年通い詰めたのち、姉妹店としてオープンされたとのことです。
いろいろな質問に明るく答えてくださる店主のクミコさんからは、コーヒーが本当に好きで心から愛している気持ちが伝わりました。コーヒーの魅力をよく知る専門家だからこその的確なアドバイスも、とてもうれしかったです。
コーヒーが好きな方はもちろん、カフェでゆったり過ごしたい方にもおすすめのお店です。新横浜にいらしたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!
緑の珈琲焙煎所 新横浜店
住所:神奈川県横浜市港北区大豆戸町357 クリオコートN1階
アクセス:JR線、東急新横浜線、横浜市営地下鉄「新横浜駅」から徒歩約10分、東急東横線「菊名駅」から徒歩約12分
営業時間:水曜日13:00~18:00、土曜、日曜、祝日10:00~18:00
※コーヒー豆の焙煎販売は土曜、日曜、祝日のみ
※水曜日は10:00までに予約すれば焙煎可能とのことです
定休日 :月曜、火曜、木曜、金曜
電話番号:090-4734-2659