泉区の謎スポット?!使い方無限大な深谷通信所跡地中央広場

お家で過ごす機会が多かった今年のゴールデンウィーク。わが家もここぞとばかりに家の掃除に夢中になったり、家族でボードゲームを楽しんだり。
そんな中でも天気の良い日があれば、みんなで自転車に乗って近所をちょっとサイクリングしていました。
そこで以前から気になっていた泉区にある、ちょっと謎に満ちているスポットへ足をのばして行ってみることにしました。

地図から発見した謎のサークル!?

その「謎」というのは泉区を地図でみた時に発見できる円形の場所。

地元の間ではこの場所を「通信隊」や「深谷通信所」などと呼んでいます。
横浜市のホームページをみたところ「旧深谷通信所跡地」というのが正式名称のようです。

その場所の正体とは…

相鉄いずみ野線「いずみ中央」駅からは自転車で15分ほど走った場所にある「旧深谷通信所跡地」。直径は約1kmの円形で、面積は77ヘクタールで東京ドーム16個分という驚きの広さ!
もともとここは戦時中、旧日本軍の通信施設があり、昭和20年に米軍へ接収されたのち平成26年に返還されたとのこと。
そして平成28年に、敷地の一部を誰でも利用ができる「深谷通信所跡地中央広場」として利用がスタートしたそうです。
今でも「旧深谷通信所跡地」の一部では、厳重にフェンスで囲まれた場所があります。

しっかり鍵がかけられていて、もちろん立ち入ることはできません。ミステリアスな雰囲気がありますが、囲いの周辺を散策することができますよ。
その一角には英語で「FIRE STATION(消防署)」とかかれた、米軍が使用していたと思われる建物ものこっています。

現在は使われていませんが、なかなか間近で見れる機会はないので貴重かもしれません。

広大な敷地で野球や散歩を楽しめる♪

そして敷地の中央に位置する「深谷通信所跡地中央広場」では、自転車や歩行者が通れる歩道が整備されています。

歩道の横は全て広場になっていて、簡易的なテントを広げてくつろぐ人の姿やペットを散歩させる人の姿も見られ、みなさん思い思いの時間を過ごしています。
広大な原っぱで思わず駆け出したくなるような、ワクワクした気持ちになってきます!

そして広場のあちこちでは野球の試合が行われていました。
どうやら泉区と、おとなりの戸塚区で活動する少年野球チームではおなじみの活動場所なんだそうですよ。専用の野球場と違って、気軽にふらりと野球の試合を見られるのはなんだか新鮮。元気の良い子どもたちの声があたりに響いていました。

訪れたのはこどもの日ということもあって、鯉のぼりを発見。
広い敷地でさえぎるものがないので、元気に泳いでいました!

ただの広場だけじゃない!

野球やボール遊びなどがのびのびとしていて、設備はそれだけかなと思いきや

円形の中心のあたりにキレイに整備されたトイレが完備されていました。昨年秋に設置されたばかりのトイレだそうですよ。広場を利用される方にはうれしいですね。
このとなりには神奈中バス「通信隊前」の停留所もあります。

区民の憩いの場!天気の良い日に出かけてみよう!

今後、「深谷通信所跡地中央広場」は公園に整備される計画もあるようです。
これからどのような場所になっていくのか、楽しみにしたいですね!
芝生でのびのびしたい時におすすめなのでぜひ行ってみてください。

深谷通信所跡地中央広場
住所:神奈川県横浜市泉区和泉町
アクセス:相鉄線いずみ野線「いずみ中央」駅から自転車15分
     横浜市営地下鉄「立場」駅から神奈中バス「通信隊前」徒歩7分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。