今も昔の姿を残す情緒ある坂、和田町駅徒歩約7分「レンガ坂」

先日、和田町駅から和田稲荷大明神に伺った際に「レンガ坂」という気になる場所があったのでふと立ち寄ってみました。

和田町駅から徒歩約7分、横浜国立大の方に歩いていくとその場所はありました。
保土ヶ谷区は坂が多く、坂の名称は過去に区民公募しているんです。有名な坂には理由のある名前がつけられていて面白いんですよね。
レンガ坂は階段なのに坂と名前が付いていることも奇妙に思い、気の向くままに行ってみました。

いきなり立ちはだかる急な階段

レンガ坂は、住宅街の中にいきなりありました。
坂の近くには味のある「ハイムれんが坂B」というハイムもあり、昔からレンガ坂と呼ばれていたことがわかります。
また、途中の階段の踊り場にはレンガが残されていて、レンガがあることでなんとも雰囲気のある階段になっています。

なんともレトロなこの階段ですが、亀梨和也さんと綾瀬はるかさんが出演したドラマ「たったひとつの恋」で2人が出会うシーンとして使われたロケ地だそうです。
たしかに、普通の階段よりちょっとおしゃれな外の階段ですよね。

中腹くらいに行ったところで、ふたつの道と合流するようになっていました。近所でもよく使われる坂なんだなぁ…と感じました。

昔は階段ではなく、本当に坂だった!!

「レンガ坂」という名前なのに階段?!と思ってのぼっていましたが、調べてみるとやはり昔は坂だったようです。
明治27年から大正3年に水道管を埋設する際に、坂がレンガで作られたことからそう呼ばれるように….。
そのレンガの敷き詰められた坂の横に、太い水道管が剥き出しで下から上に水が流れていたそうなんです。坂を下るのではなく、のぼっていたなんて水の力にも驚きました。
そしてその後、水道管の整備が行われて地下に水道管が埋められ、平成10年ごろに坂から階段へと姿を変えたようです。昔の名残として、階段の踊り場だけはレンガを残したようですよ。

昔のものが今も残っていると思うと感慨深いですね。

階段を登り切ってみると、紅葉が素晴らしい公園に

長い階段でしたが、角度はなだらかで実際のぼり切ってみると5分もかかっていませんでした。のぼり切ってみると「峰岡町三丁目公園」がある住宅街に出ました。

住宅街の中にある公園でしたが、紅葉がきれいで楽しそうな遊具もありました。休日には多くの子ども達や家族で盛り上がっているのかな、と感じました。なんだか想像するだけでほっこりします。

登り切ったレンガ坂からの景色は絶景

坂の多い保土ヶ谷区ですが、やはり階段をのぼり切った上からの景色は絶景でした。右側には、おそらく釜台公園のあたりの住宅街かなと思われる景色が見えます。
坂や森の中腹に家が立ち並んでいる景色をみると、なんとも坂の多い保土ヶ谷感を感じずにはいられません。

左側は、坂に沿って住宅やマンションなので遠くの景色をみることはできませんが、正面には環状16号線にある横浜銀行の大きな看板が見えました。歩いて通り過ぎてきた景色が上から見えると、高いところまできたと実感します。笑

和田町は栄えていて便利な上に、昔と今が交錯する情緒ある街

相鉄本線の和田町駅を下車してみると、駅前には和田町商店街が広がり、その商店街では全てのことが事足りるくらいお店が充実し、便利な場所になっています。

その商店街を抜けると大きな幹線道路が走っていて、その道路を超えると住宅街があります。住宅街には昔を思わせるような、情緒のある街並みが残っている場所も多く、ちょうどいいバランスで栄えている印象です。
レンガ坂をきっかけに、和田町の地形や歴史をさらに知ることができる散策でした。

レンガ坂
住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区峰岡町3丁目
アクセス:相鉄本線「和田町駅」から徒歩約7分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。