緑園都市から弥生台にかけて散歩をしていると「まほろば」という聞き慣れない名前のバス停を発見しました。
素晴らしい場所「まほろば」
「まほろば」!?調べてみると日本の古語で「住みやすい場所」や「素晴らしい場所」を意味する言葉だそうです。
この言葉に引きつけられ、どんな場所なのか、知りたくなりました。
今回は阿久和川周辺の4つの「まほろば」を紹介させていただきます。
人だけでなくワンちゃんまでも?!「ふれあいのまほろば」
まず初めは「ふれあいのまほろば」です。
「ふれあい」という言葉のとおり、子どもからお年寄り、そしてワンちゃんまで和気あいあいとした感じが伝わってくる場所です。
無邪気に遊んでいる2匹のワンちゃんを見かけました。
聞こえてくる飼い主さん同士の会話では、今日初めて会ったようです。
ワンちゃん同士、気が合ったらしく、追いかけっこをしていました。
一方の飼い主が帰ろうとしたところ、まだ居たいらしく、伏せをして動きません。
「そろそろ帰ろう、また遊んでもらえばいいじゃん」とワンちゃんに言い聞かせ、やっとその場をあとにしました。
ワンちゃんにとっても、居心地がいい場所なんですね。
その横には広いスペースがあって、子どもたちの声が聞こえます。
水筒持参で自転車で乗り合わせてきたり、ゲームをしながらおしゃべりを楽しんでいます。
誰でも気軽にお声がけ「出会いのまほろば」
さて、次は「出会いのまほろば」へ向かいます。
たくさんの人が散歩やジョギングを楽しんでいます。
すれ違うと「こんにちは!」と気軽に声をかけてくれます。
心地よい日差しを浴びながら、からだを動かし、気持ちがよさそうです。
「出会いのまほろば」には、のんびりと川を眺められるスペースがあります。
川に下りることもできます。
木製の橋がシンボル♪♪「集いのまほろば」
県道218号を渡って、次は「集いのまほろば」へ向かいます。
「まほろば」を散策していると、次第にからだが温かくなって、
脚が軽やかになってきていることに気づきます。
少し進んでいくと「集いの橋」が現れてきます。
木で作られた立派な橋です。
小さな子ども連れの2組の家族が遊んでいました。
橋の下には木製のデッキがあります。
近くには川を眺めながら、のんびりできる休憩場所もあります。
この周辺では、川が生活の一部に溶け込んでいるようです。
「川の眺めもいいんだろうなぁ」と周りの家を観ながら、少しうらやましく思いました。
ふと、横を見ると「集いのまほろば水辺愛護会」の掲示板が。
調べてみるとこの愛護会は、なんと25年以上も月に1回のペースで美化活動を続けられ、地域の自然環境の保全と美化に貢献されているそうです。
地元の自然を愛する気持ちとその行動力には、脱帽です。
やさしい川のせせらぎ!「古えのまほろば」
さらに永明寺方向へ進んでいきます。
不動橋が見えてきました。
この周辺が「古え(いにしえ)のまほろば」です。
遊歩道の階段から川に下りることができます。
これで4つの「まほろば」の散策は終了です。
知らない人たちがお互いにふれあい、新たな出会いが生まれ、楽しさを分かち合う。
そして成長、創造のために人々が集い、発展していく。
やがて時は過ぎ、いつしか古えを振り返る。
まるで人生を散策しているような気分でした。
ぜひ、みなさんも「まほろば」へ足を運んでみてください。
いくつになっても、「素晴らしい場所」を感じることができると思います。
まほろば
住所:神奈川県横浜市泉区岡津町付近
アクセス:相鉄いずみ野線「緑園都市」駅より自転車で約9分