横浜国立大学の敷地に沿うように通る保土ヶ谷区の大池道路。先日、大池道路の坂道を散策していたら、人々の集まるにぎやかな場所がありました。
そこにはなぜか段ボールがたくさん置かれており、脇にはトラックが一台。人だかりのしている段ボールをのぞくと、あざやかなオレンジ色のみかんがたくさん!
周りの段ボールにもさまざまな果物や野菜が入っており、ここは移動式の青果店のようでした。
和田町の老舗の青果店が出店
「笠羽青果店」の名前がかかげてあるトラックの周りは、商品を持った女性や、店員さんと話し込む年配のご夫婦でにぎやかです。

調べてみると「笠羽青果店」は和田町商店街で長く愛されている老舗の青果店。八百屋さんの少ないこの地域にも、毎日午後の時間帯に出店しているとのことです。
私が品物を見ている間も、周辺に住んでいる方々が次々とやってきて野菜や果物を選び始めました。優しそうな店主さんが一人一人に丁寧に対応しているのが印象的です。
また、ここは敷地が広いので、自然とご近所同士の井戸端会議も始まり、周辺地域の憩いの場となっているようでした♪
珍しい品種も!青果店ならではのラインナップ
私も店主さんに許可をいただき、敷地内の野菜や果物などの商品を見せていただきました。

まず目に付いたのが、色鮮やかな赤色が目を引くりんごたち!
見た目もツヤがあって形が丸くしっかりとしており、いかにもおいしそうなりんごが並んでいます。
「サン津軽」や、いわて純情りんご「紅いわて」など、スーパーではあまり見かけない品種が並んでおり、そのおいしさや特徴なども記されています!

こちらの梨も、ふだんみかけたことのない品種「新高」や「あきづき」などが並び、いづれも大玉でしっかりと果肉がついた良品。
甘くてみずみずしいんだろうな!と、見ていた私は思わずつばを飲み込んでしまいました♪
また、この段ボールに並べられた目線が下の陳列。外の光の中で見ることもあって、スーパーの棚にある品物より格段に見やすくおいしそう。
これは私の勝手な想像ですが(笑)、野菜や果物たちもおいしさやみずみずしさを保ちながら、落ち着いて陳列されている気がしました。

旬のさつまいも。こちらもなかなかめずらしいブランド「なると金時」と「紅あずま」は、いかにも甘そうな品物です。
また、野菜や果物のそれぞれの形がととのっていて、大きさが均一なのにも感動。
販売されている商品が、いつも利用しているスーパーの野菜や果物とは大きく違うことに、目からうろこの発見!
「笠羽青果店」さんの品物へのこだわりと、お客さんへの心意気が伝わるラインナップでした。
青果店ならではのこだわり食品も!
ここには野菜や果物以外にも、利用してみたい商品がありました !

自家製の漬物やこだわりのたくあん。
八百屋さんで販売しているお漬物って、とてもおいしいですよね!
添加物や塩分があまり入っていないこだわりの品物も多く、私は時々利用しています。

お菓子や卵も販売されていました!
スーパーで見かけるラインナップとは違った、市場や産直のお店で見かけるようなおせんべいやめずらしい「ぬれせん」。
ちらと見るだけのはずだったのに、ついついじっくり商品を選別しはじめる私(笑)。
散策の途中だったこともあり、今回は持ち帰りやすく大好きな「干し芋」を購入することに決定です♪
良質な品物に感激!地元住民の味方「笠羽青果店」
自宅に戻り、いそいそとお茶を用意♪
「笠羽青果店」さんで購入した干し芋を、さっそくいただいてみました♪

袋を開けると、まずこの黄金色のかがやきにびっくり!しっとりとやわらかそうな、蜜とツヤのある見た目が食欲をそそります。
ひと口食べて、おいしさにまた感動!
やわらかい歯ごたえと、甘くてコクのある干し芋のおいしさが後を引きます。
いままでさまざまな干し芋を購入してみましたが、このお値段でこのおいしさのものは正直初めて♪
良質な品物を自信をもって販売している「笠羽青果店」。
お店の方が地元のお客さんと直接接し、お話しをしながら販売をしているからこそ、こうした良い品を提供できるのだなと感動してしまいました。
これからもスーパーとは違った青果店こだわりの野菜や果物、そして食品を「笠羽青果店」さんでいろいろと購入してみたいです!
笠羽青果店(常盤台販売所)
住所 :神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台52-12
アクセス:相鉄・JR直通線羽沢横浜国大駅から徒歩約15分
(二葉屋精肉店前)
電話:045-331-0067
営業時間:15:00~19:00(目安)
定休日:日曜・雨天