短冊に願いを込めよう!旭区若葉台の夏の風物詩「2024わかば七夕まつり」

先日、久しぶりに帰宅が遅くなった夕刻、サラサラという音に気づいて空を見上げると、色とりどりの七夕飾りが風に揺られて美しく夜空を彩っていました。
ああ、もう七夕の時期なんだな!

三ツ境駅北口バスターミナルから、バスで約20分の終点「若葉台中央」。
相鉄沿線からもアクセス便利な旭区の「横浜若葉台」は、旭区の山地に自然を残しながら街をつくった大規模住宅地。

その中央にある商店街の広場では、初夏に大きな笹が設置され、通りには色とりどりの七夕飾りが飾られる「わかば七夕まつり」が開催されます。

期間中、広場では短冊を書くテントが設置され、住民でなくとも誰もが短冊に願いを込めて笹の木に結びつけることができるんです。

若葉台に夏の訪れを感じさせてくれる「2024わかば七夕まつり」が今年も開催されましたので、その様子をご案内いたしますね。

感謝を込めて短冊に願いを

毎年、6月の終わり頃になると、地域の有志たちが、若葉台の中央商店街の広場に大きな天然の笹の木を設置してくださいます。

商店街の通りにも、さまざまな七夕飾りが美しく飾られ、期間中、短冊に願いを書いて、誰もが笹に飾ることができるんです。

2024年のわかば七夕まつりの開催期間は、6月24日~7月7日。

中央広場には、こうして短冊を書くことのできるテントが設置され、子供から大人まで多くの人がそれぞれの願いを短冊に書き、飾りつけることができます。

健康や受験祈願、恋のお話や、お金持ちになりたい!など、短冊にはいろいろな願いごとが書かれていて、私はこの短冊飾りを見るのを毎年とても楽しみにしています!

七夕飾りの願い事を見るたびに、健康に幸せに、日々を過ごすことができる毎日に感謝し、忘れていた大切なことを思い出させてもらえます。
そういった意味でも「わかば七夕まつり」は、私自身にとっても一年で大切な行事となっているような気がしています。

風にたなびく七夕飾りも

そして、笹飾りのほかに、もう1つの私の楽しみは、商店街通りを彩る吹き流しを中心とした、さらさらと音を立てる、キレイな七夕飾り。

この飾りを見て、神奈川県民は、平塚市の有名な七夕祭りを思い起こす方も多いのではないでしょうか?

本格的な七夕の飾りを、こうして商店街の通りにたくさん飾り付けているところは、横浜市内でもあまり無い気がしています。

この飾りは、風が吹くと、サラサラと爽やかな音を立てて、若葉台に初夏の訪れを感じさせてくれます!

この長い帯のような吹き流しの飾りは、織姫に備えた5色の糸を表していると言われているそうですよ。

そのため、織姫にあやかって、お裁縫の上達を願って、昔の人が飾ったとも言われています。

また、短冊と同じように5色が使われているので、魔除けの意味もあるそうですよ。
いつも美しさに感激しているだけだった七夕飾りの本当の意味が分かり、また一つ、七夕の季節を迎える楽しみが増えたような気がしました。

七夕飾りに願いを込めて

今年は例年より多く、3本の笹の七夕飾りが中央広場に設置されました。

それぞれの笹に、数え切れないほどの短冊が飾られています!

様々な制約が解かれ、イベントなども思いっきり楽しめるようになってきた現在。

以前よりも、より多くの人が、こうしたイベントを楽しみ、様々な願いを込めて短冊を飾っっているような気がしています!

七夕では、五色の短冊に願い事を書きますが、この風習はもともと古代中国の考え方に由来しているそう。

青赤黄白黒の5色には、それぞれ、祖先や親に感謝する気持ちや、人を信じ大切に思う気持ちなどが現れているとのこと。

そのことを思いながら、七夕飾りを見上げると、ますます人々の願いや幸せがたくさん詰まっているように見えて、とてもステキなお祭りだなと感じることができました。

皆さんもぜひ、わかば七夕祭りに訪れて、七夕飾りの短冊に思いを託してみてはいかがですか?

2024わかば七夕まつり
2024年6月24日~7月7日
開催場所:横浜若葉台中央ふれあい広場
住所 :神奈川県横浜市旭区若葉台3丁目5-2
アクセス:相鉄線三ツ境駅北口バスターミナルから「若葉台中央」行きバス乗車約20分
終点下車徒歩約2分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。