横浜市の中でも、自然が豊かな旭区。
ホタルやカブトムシを見られる場所が近くにあると話すと、よく友人にビックリされます。
先日も散歩の途中に、生き物探しにぴったりな小さな自然観察スポットを発見しました。
今回は、都岡町小川アメニティを紹介します。
何があるんだろう?ひっそりとした入り口
散歩の途中、よこはま動物園ズーラシア西側にある川井小学校そばを歩いていたときのこと。小学校の反対側に、細い小道を発見しました。
両脇の木々が日差しをさえぎっていて、まるで秘密基地の入り口です。公園でもあるのかな?と寄り道してみることにしました。
まるで自然公園!気持ちいい観察広場
小道を出て一歩進むと、ビックリ!
水辺に隣接して、広いウッドデッキが広がっています。緑に囲まれた池には、大きなおたまじゃくしが何匹も泳いでいる様子が見えました。
なんだか自然公園にいる気分で、気持ちいい!
ベンチには、日光浴をしている方がいらっしゃいました。
正面の看板を見ると、この場所は都岡町小川アメニティ。
この地域に生息する植物や生き物を観察できるよう、自然を残しながら維持・管理しているそうです。
セキレイやカワセミなどの野鳥も見られるそうですよ。
ここは観察広場と呼ばれており、水辺に降りられる観察デッキがありました。
階段は池の中につながっているので、かなり接近して水中の観察ができそうです。
小川に沿って細い道を進みます
観察広場の奥には、細い小道が続いています。
木が陰になっていて涼しく、横には小川が流れていました。
チョロチョロと水が流れる音に癒やされます。
小川もとても近く、少し近づくだけで水中に手が届きそうです。
気軽な散歩だったので、虫網などがなかったのが少し残念。
ときどき立ち止まって、「小魚などの生き物はいないかな」とのぞき込んでしまいました。まるで自由研究をしている気分です。
小川沿いには小学校と中学校があり、時折聞こえるウグイスの声にまじって、子どもたちの楽しそうな声が聞こえました。
身近に自然とふれあえる場所があるのは、とてもステキですよね。
さらに少し進むと、水中動物の説明がある看板を見つけました。
オニヤンマは、ヤゴから成虫まで見られるそう。
看板の近くには、鮮やかな黄色の花が。
背は1メートルないくらいでしょうか。凜と立つ美しさがあります。
帰宅後気になって調べてみると、おそらくアヤメ科の黄菖蒲(キショウブ)だということがわかりました。
初夏に楽しめる花とのことで、「幸せをつかむ」などの花言葉があるそうですよ。
たくさんの生き物が暮らす場所
歩道の最終地点は、入り江になっていました。
ここからも小川を観察できます。
改めてゆっくり周辺を見渡すと、クロアゲハやモンシロチョウ、てんとう虫の姿が。
まだ5月でしたが、2種類のトンボも発見しましたよ。
運が良ければ、横浜のレッドデータ絶滅危惧種のトンボ、約7センチと大きいヤマサナエも見られるそうです。
都岡町小川アメニティは、水辺の植物や生き物を間近で自然観察できる散策スポット。
これからの時期、親子で自然観察をするのにもおすすめですよ。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
都岡町小川アメニティ
住所:神奈川県横浜市旭区都岡町 川井小学校そば
アクセス:相鉄線「鶴ヶ峰駅」から市営バス亀甲山・若葉台行「川井宿」下車徒歩約10分