和田町の地域住民が集うイベント穴場「和田一丁目公園」

この記事では、和田町で暮らしている人達が、実は無意識によく利用する、穴場的な公園を紹介してみたいと思います。この記事を通して、和田町の地域のコミュニティの感覚を感じていただけると嬉しいです。

もとは神社の境内だった

「和田一丁目公園」は和田町駅から徒歩約6分。まず和田町駅を降りて、左側にある帷子川を渡ります。和田町商店街の突き当りの国道16号の1つ手前の道を右側に曲がり、2分ほど進んだ正面に公園があります。目印は保土ヶ谷バイパスで、陸橋の真下に位置します。

およそ20年以上前に保土ヶ谷バイパスが真上を通るまで、この公園は近くの村社「杉山神社」の境内でした。
長い参道が伸び、今とはまた違ったのんびりとした光景がありました。今でもよく鳥居の前で手を合わせて参拝されるご近所の方を目にする事があります。

早朝4時からお掃除をされている

夏でも夜明けすぐ、冬ではまだ日が昇らない早朝の4時ごろから、ご近所の方でしょうか、毎朝お掃除されている女性の方たちがいます。
私は早朝に気分転換で散歩をすることが多いため、ふと気になったのですが、ゴミを片付け、落ち葉を掃除し、草花を手入れされている様子は、自然と見ていて頭が下がります。

その後、6時ごろになると近くの方々が集まり、ラジオ体操が行われている光景を見る事があります。

地域の大切な場所となっているのが伝わってきますね。

午前中は保育園児たちの遊びの場

日が高くなってくると、保育士さんたちに連れられて、近くの保育園から子どもたちが遊びに来ます。夕方になると近所の小学生たちが自転車に乗って集まってきて、ゲームやスポーツをして楽しんでいます。
オープンな場所にあるために、行き交う人々の眼が優しく行き届いており、長年住んでいますが治安が良い場所です。

また、時折消防団員の方々が行う訓練の様子を目にすることも。
年に1回ほど、防災活動のためのイベントが行われる公園でもありますね。

木製の1mほどの長さのベンチが2つと、水飲み場が1か所ある小さな公園です。恐竜の形をした遊具は子どもたちに人気のようです。

陸橋の柱に書かれている絵が目をひきますが、近隣の小学生が書いたペイント作品です。鮮やかな色合いで描かれていて、明るい雰囲気になっています。微笑ましいです。

トイレは無いため、一度駅の方に戻り、公衆トイレを利用させていただくと良いかと思います。

となりに町内会館があるので、選挙の時には町内会館が投票所として利用されています。この地域の中心的な公園となっています。

近隣の住民と大学生が中心となる餅つきと盆踊り

年末年始の時期には、地元の有志でお餅つきと販売が行われます。つきたての「しろもち、あんこもち」が1パック2個入り数百円で、どなたでも買う事が出来ます。
お餅つきに参加するも楽しそうですし、パックに入れて販売されるので家に持ち帰ってゆっくり食べるのも良いですね。
ただし、皆様楽しみにされているために、長い行列になることが多いです。買うまでに30分待ちになることも。

夏の終わりには、村社の「杉山神社」と和田町商店街の寄付で、秋祭りが行われます。
ステージが設けられ、賑やかな音色と共に、盆踊りを見ながら屋台の軽食を楽しむことも。
小さなお子様連れの親御さんから、若者、ご老人の方々まで一緒になって思い思いに楽しんでいます。

1年を通して、ふと気付いてみると、意外と利用する機会が多い公園です。

そんなまさに和田町のコミュニティに欠かせない、穴場的な存在の公園。皆様も訪れてみてはいかがですか。

和田一丁目公園
住所:神奈川県横浜市保土ヶ谷区和田1丁目6
アクセス:相鉄本線「和田町駅」から徒歩約5分。国道16号に端が面している、保土ヶ谷バイパス陸橋下が目印。
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。