近所の子どもたちで賑わう行列のできる和田町の「お餅つき大会」

近年開催されない年もありましたが、昨年から続いて今年もまた和田西部町内会の開催する「お餅つき大会」が行われました。

毎年年末になると、お餅つき大会のポスターが

お餅つき大会の開かれる数週間前から、町内のあちらこちらの掲示板にポスターが貼られ、いよいよ今年も残りわずかだなと感じさせます。他の地域の方も参加する和田町の名物イベントになっていて、毎年長い行列ができるほど人気があります。
また売り上げは、社会福祉協議会に賛助金として寄付されるそうです。

待ちに待ったお餅つき大会当日

当日の朝8時前から、町内会の有志の方とボランティアさんなどが集まって、お餅つき大会の準備が始まります。

お餅の販売は10時半ごろから。遠方からもお餅を買いに訪れる方も多いため、それまでにたくさんのつきたてのお餅を用意して、作りながら渡してゆきます。

会場には臼と杵も用意され、どなたでもお餅をつく事が出来ます。初めて体験される方やお子さんも楽しそうについていました。

また他の方がお餅をつく様子を見ているだけでも、年末年始の雰囲気が感じられて、参加している気分になり、楽しいものですね。消防団の方が合いの手をしてくださっていて、ふだんは慣れない久しぶりのお餅つきも安心です。

5種類のお餅と豚汁の販売

販売時間の1時間ほど前から列ができ始めます。待つ間には、地元の大学生さんたちによるじゃんけん大会でお菓子を配ったりしていて、大人も子どもも楽しみました。

今年からは、列に並ぶ前に用紙に購入するお餅のパック数を書くことになりました。1人5パックまでとなっています。こちらは、その用紙を確認して「しろもち」「きなこもち」「あんこもち」を渡している様子です。
紙に書くのはおそらく、たくさんの方が買いに訪れるために数を把握するのと、購入の際に紙を見せてお金を添えるだけでスムーズに渡すための、待たせない工夫だと思います。

「いそべもち」と「からみもち」は少し離れた別の場所での販売となります。その様子ですが、町内会の方と大学生さんが優しくていねいに用意して、案内をしながら販売していました。

和田町のゆるキャラのお地蔵様の「和田丸」もいました。2015年ごろに、近くの保土ヶ谷中学校の生徒さんや地域のみなさまの声を集めて、投票の結果生まれたそうです。着ぐるみになっていますが、歩いている姿を目にすることは、今年はありませんでした。

販売されるのは主に「しろもち」「きなこもち」「あんこもち」です。それぞれつきたての2個のお餅にきなこやあんこがたっぷり入って1パック300円。お持ち帰りできます。

また「いそべもち」と「からみもち」も販売されています。1個100円になっています。ただし保健所による指導のため、この2種類のお餅は会場内でのみ食べることになっていました。

「いそべもち」はパリパリの海苔につつまれていて、海苔の香ばしい味が広がります。また「からみもち」はたっぷりの大根おろしにほのかな醤油の味がして、こちらもとてもおいしいです。1個でじゅうぶん満足感がありました。
持ち帰れないのがとても残念です。

豚汁は一杯100円。たっぷりの大根と豚肉とごぼうと人参の具と、最後にトッピングの長ねぎが入り、お好みで七味をかけていただきます。お餅を買うのに待つ間、さむく冷え切った体にとてもしみわたり、あたたまります。

私が帰る時は、お餅の販売が始まってから1時間近く経っていましたが、お餅を買い求める長い行列がまだまだ続いていました。並ばれていたみなさんに、無事にお餅がいき渡っているといいなと思いました。

和田一丁目公園でひらかれるお餅つき大会。皆様もぜひ来年行かれてみてはいかがですか。

和田西部町内会第35回お餅つき大会
開催場所:和田一丁目公園 神奈川県横浜市保土ヶ谷区和田1丁目6
アクセス:相鉄本線「和田町駅」から徒歩約5分。国道16号に端が面している、保土ヶ谷バイパス陸橋下が目印。
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。