綱島で30年!「焙煎珈琲豆屋ぐらんあみ」で好みのコーヒー探し

朝の眠気覚ましや、仕事・勉強のお供、おやつタイムの相棒として身近なコーヒー。
けれど飲む回数が多いわりに、豆や焙煎にこだわる機会が少ない人もいるのではないでしょうか。

今回訪れたのは、2026年で創業30年を迎えた、綱島にある「焙煎珈琲豆屋ぐらんあみ」さん。豆の種類と焙煎度を指定することで、その場で焙煎した豆が購入できる、自家焙煎コーヒー豆の専門店です。

コーヒーの香りに誘われて

日差しがやわらかく、過ごしやすい陽気の昼間。綱島駅前を散歩していると、どこからか香ばしさが漂ってきました。

香りの源をたどると、「手焼き珈琲豆」と書かれた看板が。深みのあるこげ茶色の木と、少しかすれた文字がノスタルジーを感じさせます。

店構えも、あめ色の木目が前面に出ていてやさしい雰囲気です。

生豆をはじめ、コーヒーの魅力で満たされた店内

中に入ってみると、さらに香ばしさが強くなり、全身が包み込まれるような感覚に。
豆が焙煎される過程の「パチ……パチ……」という音が聞こえてくると、まるで別世界に迷い込んだようなリラックス感があります。

まず目に飛び込んできたのは、コーヒーの生豆がたっぷり詰められた容器の並び。
大きな樽にはストレート(単一銘柄)が、小さめの木桶にはブレンドが入っています。

この中から購入したい豆の種類を指定すると、生豆240g分を好みの焙煎度に加工してくれます。焙煎度はアメリカン、シティー、イタリアンなど、全部で13段階。

でも、「好みの焙煎度って言われてもよくわからないし……」と感じる方もいますよね。
そんなときは、店員さんに好みの味を伝えたり(酸味や苦味、フルーティーさなど)、おすすめを聞いたりすれば、やさしく答えてくれます。

「ぐらんあみ」さんは、すごくゆったりとした空気が流れているお店です。
豆を焙煎してもらっている間に外出することもできるのですが、店内で時間を過ごすこともできます。

座ってまったりできるスペースには、お客さんが書き込める交流ノートや、コーヒーに関する読み物、器具などが置かれています。

テーブルの上には、コーヒーの焙煎機を使っていぶしたナッツ類も。

豆ができあがるのを待ちながら、あたたかみがある世界観も堪能できます。

相談して豆を購入。焙煎過程を見られる体験

好きな味がこれと決まっているわけではなく、いろんなコーヒーを試したい私は、豆選びから店員さんに相談しました。

「ブレンドを買っていく人も多い」ということだったので、今回はお店の名前を冠する「あみブレンド」というオリジナルブレンドを購入。

おすすめの焙煎度をいくつか聞き、その中から「シティー2」を指定しました。
「ぐらんあみ」さんでは、シティーをさらに4段階に分けていて、その浅煎り寄りの2段階目が「シティー2」。

常連さんからの「これとこれの間くらいの焙煎度でお願いしたい」という要望に応えてきた結果、13段階に分かれたのだそう。「30年の歴史の積み重ねです」と控えめな笑顔で話す店員さんに、心があたたかくなりました。

店内を眺めながら待っていると、「よかったら焙煎豆を出すところ、見ますか?」と声をかけてくださいました!

豆の色や、油・煙の出方、音で焙煎度を確認して……

指定の焙煎度になったら、焙煎機から網に取り出します。

そして、取り出した豆が冷めるのを待ってから袋詰めです。早く冷めるように、冷却機の上に置いています。

袋詰めするときに、豆のままか、粉に挽いてもらうか選ぶことができます。
豆のままのほうが飲むときの香りをより楽しめるのでおすすめですが、家で挽くハードルの高さを考えると、挽いてもらえるのもありがたいです。

ちなみに、半々でお願いすることも可能です(別途袋代がかかります)。
家に全自動のコーヒーマシンがある私は豆で購入しようとしたのですが、「焙煎したて、挽きたてのドリップは花が開くように見えるんですよ」と言われたのが気になって、半々でお願いしました(笑)。

こんな工程を注文ごとにおこなってくれるので、店内で注文してから焙煎した豆を受け取るまで、だいたい15〜20分ほどかかります。

待つのも楽しいのですが、時間に余裕がないときは、事前に電話注文しておくのがおすすめです!

花開く、香り高いコーヒー

「コーヒーが花開く」のが気になりすぎて、家に帰るとさっそくドリップコーヒーを淹れてみました。

写真だけではその魅力がうまく伝えられない気がして、残念なのですが……

お湯を注いだ瞬間に、ブワッとわたあめのようにふくらみ、周囲に香りが弾けて広がります。

草原で風が吹いて、さわやかさが一気に開放される、そんなイメージが脳内をかけめぐりました。

びっくりしすぎて、一瞬お湯を注ぐ勢いが強くなってしまいました。あぶない、あぶない。やさしく、少しずつ回し入れなければ。

淹れ終わったコーヒーがこちら。

この透明感、伝わるでしょうか?

飲んでみると、まず雑味の少なさにびっくりします。香りが強いので、味覚にもえぐみが残るかなと思っていたのですが、まったく残りません。
それなのに、飲んで数分経っても、鼻に抜ける香ばしさは残っています。

ブラックでもとてもおいしかったのですが、豆乳を足したい欲も出てきて、近所のコンビニまで買いに行きました。

豆乳の少し軽いまろやかさが加わると、香りだけでなく味わいの香ばしさも引き立ちます。
1杯で2度おいしい、ステキなコーヒーブレイクになりました。

次はまた違った焙煎度や豆を試してみたいな、と思わされました。

自分好みのコーヒー豆と焙煎度を模索していける、ちょっとした冒険のようなわくわくが詰まった「焙煎珈琲豆屋ぐらんあみ」さん。
コーヒーが少しでもお好きな方に、ぜひ訪れてほしいお店です。

焙煎珈琲豆屋ぐらんあみ
住所:神奈川県横浜市港北区綱島西2-13-7 パールマンション1F
アクセス:東急新横浜線「新綱島駅」から徒歩約9分、東急東横線「綱島駅」から徒歩約7分
TEL:045-531-4421
営業時間:10:30-18:30
定休日:火曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。