環状1号線の洪福寺交差点近くに、大きな「横浜市営バス」の車庫があるのをご存知の方も多いと思います。
「横浜市営バス浅間町営業所」といって、ここには市営バスがずらっと並んでいるのですが、その近くに「浅間車庫前公園」という公園があるんです。
この公園は環状1号線に面しておらず、一歩、裏手に入る必要があります。
大きなバスを見つつ、体も動かせる「浅間車庫前公園」に行ってきました!
ボルダリング風遊具に、お店屋さん!
まずは園内を散策。
「浅間車庫前公園」は長方形の公園です。
市営バスの営業所のほうは広場になっていて、逆の半分が遊具エリアです。
小さなボルダリング風の遊具や、波を模したすべり台がついている複合遊具。
ブランコは4台。
お店屋さんごっこができそうな家型の遊具もあります。
窓が何カ所もあるので、いろいろと発展した遊び方で楽しめそう!
「浅間車庫前公園」の東側に位置しているのが、市営バスの営業所。
さらにその隣には「西スポーツセンター」もあり、体を動かしたいなってときにはピッタリ!
かなりアクティブな日を過ごせそうですね。
公園内にはベンチが多めで一息つきやすかったです。
手洗い場もあるので、砂場でどろんこ遊びをしたときでも安心!
(トイレはないので「西スポーツセンター」へどうぞ。)
教育者・木村坦乎先生の石碑
「浅間車庫前公園」といえば、こちらの石碑。
こちらは「木村坦乎(きむらたんこ)」先生という方の石碑でした。
この日はきれいな花もお供えされていました。
道路沿いに面しているのに、すごくきれいに整えられています。
隣に石碑の説明があったので見てみると、木村坦乎先生は保土ケ谷区にあった「保土ケ谷町立尋常帷子小学校」にて勤務されていた先生。
当時、他の地域から労働するために子どもが集まってきていたため、こうした子どもたちに教育・就学の機会を与えて救済すべく、自らの退職金で授業料無料の「鄰徳(りんとく)小学校」をはじめたとのことです。
「校長」としての立場はもちろん、現在でいう「民生委員」や「少年保護司」としても活動していて地域の子どもたちを見守り、関わっていました。
大正12年の関東大震災により、その生涯を閉じたとのこと。
そしてなんと、この石碑…
とてもキレイなので最近できたものなのかと思ったのですが、なんと1925年(大正14年)に建てられたものなんだそう!
石碑が建てられてあと3年で100年になりますが、長い年月が経ってもこうしてキレイに手入れされているのは、木村坦乎先生の人徳によるところもあるのでしょうね。
2015年には「横浜市登録地域文化財」に登録されています。
謎のオブジェ…?
ぐるっと園内を回ってみると、なにやら不思議なものを発見しました。
これ、なんでしょう…?
自転車サイズのタイヤが2つついているので、台車のようにも見えますが…
横にして見ると、キャリーのような気もしますね。
鎖でしっかり木に括りつけられていました。
台車の独特な管理方法なのか、もしかしたらなにかのオブジェなのかもしれませんね(笑)。
お近くの際はぜひ「浅間車庫前公園」に行っみてくださいね。
浅間車庫前公園
住所:神奈川県横浜市西区浅間町4-336
アクセス:相鉄線「西横浜駅」徒歩7分