美しい川と水鳥に癒される散歩道、泉区の和泉川親水広場

だんだんと寒さが和らいできましたね。朝晩はまだ寒暖差がありますが、そろそろ春が来るのかなと思うとなんだかうきうきしてきます。

最近の私は、近所を散歩することが日課になってきました。

季節ごとの自然の変化を楽しみながら歩くのって、なんだか前向きな気持ちになってくるんですよね。今日は、私が数年前によく行っていたお気に入りの場所へ行ってみようと思い立ち、のんびり歩いてみることにしました。

いずみ中央駅から14分、川のせせらぎを聴きに

相鉄いずみ野線いずみ中央駅を降りると、すぐそばに「和泉川」という川があります。

その和泉川に沿って、南へ歩いていくと14分ほどで「和泉川親水広場」に到着します。

隣駅のゆめが丘駅からは、徒歩8分ほどで行くことができますよ。

私が出産して間もないとき、子どもを連れてよくお散歩に訪れた場所でもあるこの広場。現在は子どもも大きくなり、ブランコなどの遊具がある公園に行く機会が多くなってしまったため、訪れたのは久しぶり。「和泉川親水広場」には公園のような遊具はないのですが、周辺は静かな住宅街で落ち着いた雰囲気があり、大人が散歩するにはぴったりのスポットなんですよ。

ベビーカーでも安心!みんなに優しい遊歩道

よくある川に面した公園や遊歩道は、階段や段差が多いと思います。

でも、「和泉川親水広場」は道路から川沿いに降りるところもゆるい坂道になっているので、車いすやベビーカーでも移動しやすくておすすめです。

また、ところどころにベンチも設置されていて、自然に触れながら休憩したい時にもおすすめです。

こちらは少しひらけた場所にあるベンチです。ここがちょっとした広場になっています。

また、広場から少し離れた場所に高架下があり、そこにもベンチがありました。

この高架には「横浜市営地下鉄」が走っています。

地下鉄なんですが、このあたりでは地上を走っているのでタイミングが良ければ電車をみることができますよ!

高架下のベンチは、突然の雨にも一時的にしのげそうですね。

梅も見頃!水鳥も人も集まる癒しスポット

そして、なんといってもこの公園は、豊富な木々や川を間近に感じられるのが魅力です。

和泉川はもちろん、その周りを囲む自然が美しい。

川の流れる音ってとっても癒されませんか?

なんとなく心が落ち着かない時でも川の音を聞くと、心がフッと落ち着くんですよね。

ところで、皆さんは横浜のような都会は川の水が汚いんじゃない・・?と思っていませんか?

意外に思われるかもしれませんが、和泉川の水は透明でとてもきれいなんですよ。

川には鯉が泳いでいたり、水鳥がたわむれていたり。私自身も「泉区ってこんなに自然が豊かなんだ!」と、引っ越ししてきて驚いたことのひとつです。

そして広場には、たくさんの桜が植えられていました。まだつぼみは固い状態でしたが、これからの満開の桜が咲くと思うと、お花見シーズンが楽しみになってきました。

桜はまだこれからという状態ですが、梅の花はちょうど見ごろでしたよ!

白やピンクのかわいらしい梅に癒されました。

また、遊歩道沿いにある花壇には菜の花も植えられていました。

もうすぐ春が来るんだなぁと実感しますね。

かつて受賞歴も!区民が守り続ける区民の憩いの場。

そして、きれいに咲いている梅の木のそばに、石碑があるのを発見しました。てっきり広場の名前か、案内が書いてあるものと思いきや

「手づくり郷土賞」とかいてありました。

調べてみると、「和泉川親水広場」は昭和63年度に現在の国土交通省から「手づくり郷土賞」に選ばれました。この賞は地域活動によって、生み出された魅力のある地域に贈られるものだそうですよ。

現在でも広場内や遊歩道には大きなゴミもなく、ベンチもきれいな状態が保たれています。

どうやら地域のボランティアの方々が定期的に清掃作業をしているようです。

そのおかげで水辺にくる鳥たちもとても居心地が良さそうにしているんですね。

以前にも、いずみ中央駅のそばにある「地蔵原の水辺」を紹介しましたが、泉区民にとって和泉川はなくてはならない場所なんだなと改めて実感しました。

平日の昼間に訪れましたが、ランニングや散歩を楽しむ人たちの姿が見られました。

日が傾いてくると、近所の子どもたちが走っている姿も見られて、にぎやかな雰囲気でした。駅から程よい場所にある川と鳥たちに癒されるスポット。心がモヤっとするときにも、毎日のお散歩にもぜひ訪れてみて下さい!

和泉川親水公園
住所:神奈川県横浜市泉区和泉町3138-3
アクセス:相鉄いずみ野線いずみ中央駅から徒歩14分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。