今回は「希望が丘水の森公園」(以下 水の森公園)をご紹介します。
横浜市の市街地にある公園ですが、森のような木々の豊かさと、澄んだ空気を感じることのできる公園なんです。地元の住民の憩いの場であり、愛される公園の魅力をお伝えします。
住宅街に小さな森?自然豊かな公園
水の森公園は希望ヶ丘駅の南側、徒歩約8分ほどの場所「中希望が丘地区」にあります。中希望が丘地区は住宅地の中に、小学校や中学校、高校が隣接している地域です。
少し上り坂がありますが、人通りも多く安心して向かうことができます。

私が行ったのは3月上旬。とても寒く雪がチラつく天気でした。
あいにくの天気のせいか、休日の昼間でも散歩している人は少なく、人目を気にせずゆったりお散歩できました。
歩いていると体がポカポカと温まって、意外と公園までの道のりも苦ではありません。
近くには保育園や小学校、中学校に高校まであるので、平日は多くの学生やちびっ子たちでにぎやかな場所です。
2つの植生が共存する公園
公園内には豊かに生い茂る木々が。公園の植生は「生物のための樹林」と「雑木林」に大きく分かれていて、その間に小さな池があります。

右側が「樹林」で左側が「雑木林」。
遊歩道は樹林と雑木林の間に整備されていて、歩くとマイナスイオンが感じられてとても気持ちがよいです。
樹林には、木々が生い茂っていてカラスなどの鳥が飛んでいました。この区域は野鳥や昆虫のための保護区域になっているので立ち入らないように注意してくださいね。
まばらに植えられた雑木林の間からは、明るい日差しが差し込みます。
最近再整備されたようで、柵の縄と支柱が新しくなっていました。地面は木の根っこや段差などがなく、とても歩きやすかったです。
近くには池があり、地面はもちろん土なので、雨の日や雨の降った翌日は足元がぬかるんでいるかもしれません。お散歩の際には足元に注意してくださいね。
住宅街の中に河川の源流?

公園の中を少し歩いて行くと、池が見えてきます。見た目には普通の落ち葉などが積もった池ですが、実は「帷子川源流」の湧水なんです。写真の手前側が湧水地。若葉台から横浜港に流れている「帷子川」の源流の1つが湧き出ているのです。
二級河川の源流が住宅街から湧き出ているなんて凄いですよね!湧き水が市街地に残されているのは、とてもめずらしく貴重なんだそうです。ぜひ今後も開発などされずに残って欲しいものです。
雑木林のなかで癒されるひととき
雑木林の中は遊歩道があり歩くことができます。雑木林は少し丘になっていて、階段も整備されています。

丘を登りきるとベンチが2つ置いてあったので、ちょっと休憩。

長椅子になっているので、二人でもゆったり座れます。駅前のコンビニやパン屋さんで軽食を買ってきて食べるのもいいですね!
空気も澄んでいて人目も気にならないので、お話が弾んで気づいたら長い時間座っているかもしれません。
住宅街の中にあるとは思えない、静かで自然を感じられる空間に癒されました。
公園の南側入り口にはなにがある?

私が公園に入ったのは、北側の入口。公園を歩き進むと、出口南側にも入口がありました。中学校が目の前にあります。
水の森公園には、北側と南側に入口があるんですね。

南側には水飲み場とベンチが1つあります。
こちらのベンチは雑木林の中と違い入口に近く、遊歩道の脇なので休憩するのはすこし人目が気になるかもしれません。
公園内には、木々以外にもいくつかのお花が植えられています。

ちょうど水仙の花が咲いていました。ラッパ状のかわいらしい花ですね。
わんちゃんには中毒性があるので、お散歩の際は気を付けたほうがよさそうです。
他には、あじさいも植えられていて、葉っぱの目が膨らみ始めたところでした。梅雨の時期にはきれいに咲くと思うので、お散歩ついでに見てみようと思います。
横浜市の市街地にも関わらず、河川の湧水地となっていたり、雑木林と樹林の2つの豊かな植生を感じることができる「希望が丘水の森公園」。
「水の森」の名にふさわしい、自然いっぱいの公園です。ぜひお散歩がてら足を運んでみてくださいね♪
希望が丘水の森公園
住所:神奈川県横浜市旭区中希望が丘158-1
アクセス:相鉄線「希望ヶ丘駅」より徒歩約8分
駐車場:なし