今回は、相鉄線瀬谷駅の北口を出て、
10分ほどの歩いたところにある「諏訪社」という神社をご紹介します。
あの鎌倉幕府が誕生したのはこの神社のおかげかも?
こちらの神社、
なんとあの源頼朝が宿泊したと伝えられている神社なんです。
鎌倉幕府によって作られた歴史的な文書によると、
平安時代に兵を挙げ、敗れた源頼朝は、
その後、源頼朝は鎌倉幕府を築くきっかけとなった戦いの前夜に、
この「諏訪社」に1泊したそうです。
この話を聞くと、
とても勝負ごとの願いに強そうな神社な気がしてきますが、
どんなことにご利益がある神社なのでしょう?
この神社の祭神は、建御名方神(たけみなかたのかみ)という神様です。
「たけみなかた」の「みなかた」は、「水潟」に通じているとされて水神、
そして農耕神としても信仰されきたそうです。
弓矢などの武器に宿る精霊と言われていたこともあり、
狩猟神としても信仰されています。
そのため、
・五穀豊穣
・国土安穏
・盛業繁栄
・交通安全
・開運長寿
・武運長久
などにご利益があるとのことです。
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一見普通だけどよく見ると不思議だらけの狛犬さん
恒例となりつつある狛犬さんチェック。
諏訪社の狛犬さんは若干コケが見られて、
歴史が感じられる狛犬さんでした。
コケがびっしり生えている狛犬さんを見かけることもありますが、
こちらの狛犬さんはコケが生えている、と言うよりは、
コケが生えていた跡が見られると言う感じだったので、
しっかり手入れをされているのだろうな、と思いました。
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阿形は鞠に足を乗せているので「玉取り」ですね。
以前の三ツ境駅の「二ツ橋神明社」の投稿の際にも紹介させていただいていますが、
「玉取り」には、よく転がるように、ということで、
家運隆盛の意味があります。
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吽形は…
「玉取り」の対といえば「子取り」が多く見られますが、
こちらはなんでしょう?
子どもではなさそうです。
足を乗せている石の真下あたりをよく見ると、椿の形をしているようにも見えます。
一般的には阿形が向かって右、
吽形は向かって左にいることが多いのですが、
諏訪社ではそれも逆で、阿形が左、吽形が右にいました。
色々と不思議なところがあり、興味深い狛犬さんたちでしたが、
後から調べても、それらについての情報は見つかりませんでした。
どなたか、ぜひ謎を解きに訪れてみていただきたいです。
歴史があるだけではなく、多くの人に愛されている神社
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境内には、おみくじがたくさん結わえてありました。
どれも綺麗な状態だったので、
短い期間でたくさんの人がお参りに来ているということがわかります。
多くの人に信仰されている神社のようです。
諏訪社までの道のりは、駅から県道沿いに歩き、
最少だと2回曲がるだけなので、とてもわかりやすいです。
あの源頼朝が大成を遂げるきっかけとなった戦いの前夜に宿泊したとされるこの「諏訪社」、
今時期は、初詣でお参りシーズンなので、
お守りの授与やおみくじなども引けます。
古札受付所も出ているため、
昨年のお守りを納めてお炊き上げしてもらうこともできます。
毎年9月には例大祭が開かれ、地元の人がおみこしを担ぐ姿も
例年、9月の第一日曜日には地元の人が集まっての例大祭が開かれるようです。
大人から子供まで、様々な町内会の神輿を担いでこの諏訪社に集うそうです。
神楽殿では演芸が催され、境内にはたくさんの出店が立ち並び多くの人でにぎわいます。
コロナが落ち着けば、今年こそ!という思いはどこも一緒かと思いますが、多くの人の笑顔が見られる夏祭りは家族にとって大切な思い出になりますね!
諏訪社
住所:横浜市瀬谷区相沢3丁目24-1
アクセス:瀬谷駅から徒歩10分
電話:045−302−8915