今回紹介するのは、新横浜~新綱島間の「鶴見川河川敷遊歩道」です。
鶴見川は、東京都町田市の源流から神奈川県川崎市・横浜市を流域とし、東京湾に注ぐ一級河川です。流域の形が動物のバクに似ていることから「バクの流域」と呼ばれ、マスコットにもバクが使われています。
港北区に引越して4年。私の趣味のジョギングやお散歩の定番コースです。暑さが残る秋の青空の下、のんびりウォーキングにでかけました。
スタートは新横浜駅!ベンチで腹ごしらえして、さあ出発
今回は、新横浜駅からスタートです。
駅周辺には、お弁当やパンなど持ち帰りができるお店がたくさんあるので、ランチやおやつを買っていくのがおすすめです。遊歩道には自動販売機がないので、飲み物も用意していきましょう。
新横浜駅を背に真っすぐ伸びる大通りを約9分歩くと、鳥山大橋際という交差点につきます。
ここから、遊歩道へと入っていきます。
目印はこのモニュメントです。
モニュメントの間を通ると、さっそく遊歩道に出ます。
視界が一気に広がります!
遊歩道に出て少し歩くとベンチや東屋のある広場があります。この先に座る場所はないので、歩く前にここで腹ごしらえをするのがおすすめです。
地元の人が集う遊歩道…生活を支える施設も
鳥山大橋際からしばらくの間、遊歩道には多くの方がいます。のんびり散歩の方、スポーツウェアを着てウォーキングやジョギングをする方、自転車で通学する学生や買い物帰りの方も。地元の方の生活道路としても遊歩道は活用されています。
しばらく歩くと、遊歩道の右側に河口からの距離を示す看板があります。
看板は500メートルごとに設置されています。看板を探しながら歩くのも楽しそうです。
遊歩道の真上に、大きな水道橋が見えてきました。
鶴見川の向こう側の河岸にある新羽ポンプ場と、こちら側の港北水再生センターをつなぐ太い水道管です。新羽ポンプ場には鶴見川北岸の広い地域から下水が集まってきます。そこから再生センターへ水を送り、浄化してから鶴見川へと放水しています。
私たちの生活に欠かせない下水道施設。普段見る機会の少ない施設を見るのは、ちょっとした社会勉強になりますね!
水道橋を超えると、右側に神奈川県立港北高等学校が見えてきます。
昼過ぎには、授業や部活動の音や声が風に乗って聞こえてきます。吹奏楽の演奏やスポーツ中の掛け声など、活気あふれる様子がうかがえます。
さらに進むと、このコース唯一の車道の横断地点、新羽橋に出ます。
道路の向こうに遊歩道の続きが見えますが、とても交通量の多い道路なので、右側にある横断歩道から渡りましょう。
大きな青空が広がる!開放的な遊歩道
新羽橋を渡ると、遊歩道を行き来する人の数がグッと減ります。
しばらく進むと川が大きくカーブします。その右側に大きな桜の木があり、春になると満開の桜を楽しめます。
さらに進むと、右側にベンチのようなものがあります。近所の小学校の卒業記念の作品のようです。
この作品を目印に少し進むと道が左右に分岐します。左側に進み、川により近い道へと下っていきます。
大きな青空が見られるポイントは、この付近です!気持ちいい!!
青空を仰ぎながら進むと、右側に自動車学校が見えてきます。だいぶ新綱島に近づいてきました。
コースの終盤に、東急東横線と綱島街道の下を通過します。
東急東横線の鉄橋では、電車が真上を走っていく様子が見られます。電車好きのお子さんなら大喜び間違いなしのポイントです。
東急線の車両だけでなく、直通運転している東京メトロ副都心線や西武線の車両が通過することも。とても面白いですよ!
続いて綱島街道です。大綱橋の真下を歩きます。橋を支える大きな橋梁には迫力があります。
いよいよラストです。遊歩道から綱島街道に上がります。上がるための脇道は見逃しやすいので気を付けて!
つい先ほど真下を通過した大綱橋を渡ります。
橋を渡って数分で、ゴール地点の新綱島駅に到着です。おつかれさまでした!
距離にして3キロメートル強のコース。新羽橋の横断意外は車も走っておらず安心して楽しめる遊歩道です。なにより開放感が気持ちよいです。
これから冬にかけては、空気が澄んでますます空を見るのが楽しくなります。
晴れた日に、ぜひ出かけてみてくださいね!
鶴見川河川敷遊歩道
住所:(鳥山大橋際)〒222-8525 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目15
アクセス:東急新横浜線「新横浜駅」から徒歩約9分