2023年3月に「新綱島駅」が開業!再開発で綱島はどう変わる?

2023年3月18日に開業する東急電鉄の「新綱島駅」。東急電鉄と相鉄それぞれの新横浜線の開業、相互直通運転の開始に合わせて、駅も利用を開始します。

新綱島駅ができることをきっかけに、新駅周辺では再開発が予定されています。決まっている3つの都市計画で何が変わるのか、ひとつずつ見ていきましょう。

綱島駅の東側に位置する「新綱島駅」

現在、工事が進められている地下4階の新駅「新綱島駅」。綱島駅から、綱島街道を挟んだ反対側に整備されています。

一つのホームの両側に上下線が走る島式ホームになります。改札口は1カ所で、エレベーター2基とエスカレーター12基を完備。上下線にホームドアが設置されます。

綱島の再開発①道路の新設や拡幅で、安全で快適に

まずは、「新綱島駅周辺地区土地区画整理事業」。道路などの公共空間を整備するもので、主な内容は以下の通りです。

・新綱島駅の地上部分に、幅員約17メートルの道路「綱島東線」を整備
・綱島街道を幅員約12メートルから約20メートルへ拡幅
・綱島日吉線を幅員約7メートルから約15メートルへ拡幅
・綱島84号線を幅員約7メートルから約13メートルへ拡幅
・綱島駅東口から綱島東線へ、バス停の一部を移転
・宅地の整序し、一部は共同化区画にする

個人的に気になるのが綱島東線の整備。綱島街道の交通渋滞が緩和するのが期待できるのではないでしょうか。

綱島の再開発②マンションや区民文化センターを建設

続いて、「新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業」。綱島街道を通ると一目でわかる通り、現在「ドレッセタワー新綱島」が建設されています!

地上29階、地下1階建の棟はマンションで、すでに完売しています。

地上7階、地下2階建の棟は、1〜3階までに商業施設、4、5階には展覧会やコンサートの拠点になる「港北区民文化センター(愛称:ミズキーホール)」が入ります。地下は新綱島駅と直結しているのでアクセスが良いのもうれしいポイントです。

商業施設にどんなテナントが入るのかも楽しみですね!

綱島の再開発③綱島駅東口に、地上27階建てのビルを建設

次に、「綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業」。

https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/toshi/2022/0705tsunashima.files/0002_20220630.pdf

こちらは綱島駅東口の再開発で、綱島街道に面する地上27階、地下1階のビルの建設が予定されています。低層部は商業施設、高層部はマンションになる予定です。

綱島街道から綱島駅東口駅前につながる綱島駅東口線も整備される計画があります。駅前には、タクシーや車の乗り降りができる駅前広場も整備される予定です。

2025年度に着工して、2028年度に完成する計画です。

地下に1000台収容の駐輪場も整備

新綱島駅や商業施設ができることで、人出が増えることが予想されます。それに備えて、地下に大規模な駐輪場が建設されています。

地下駐輪場は、新綱島駅側に2基、綱島駅東口側に2基で、収容台数は合わせて約1,000台。機械に自転車をセットすると、地下の駐輪場まで運んでくれる便利な設備です。

約100台が収容できる平面駐輪場も整備されています。

綱島駅近隣にはすでに他の駐輪場もあるので、これだけ整備されれば困ることはなさそうですね。

新綱島駅の開業で、港北区の住みやすさ向上に期待!

「新綱島駅」という名称は港北区に在住・在学・在勤の人を対象にしたアンケートで決まりました。「新しい綱島」「新横浜駅につながる」という新駅の特徴が感じられる名称ですね。

綱島は駅前に活気のある商店街があり、少し足を伸ばすと大きい公園や商業施設、スーパー銭湯がある、単身にもファミリーにも住みやすいエリアです。

新綱島駅ができることで公共交通のアクセスが向上し、再開発で道路や商業施設が整備されるとより便利になること間違いなしですね。2023年3月の開業が待ち遠しい限りです!

新綱島駅
住所:神奈川県横浜市港北区綱島東一丁目
アクセス:東急新横浜線新綱島駅

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。