以前、近所の方にちょっとしたお礼の品を贈ったときに、利用させていただいたお店があります。
新綱島駅から徒歩約5分、綱島商店街の中にある「亀井茶舗(かめいちゃほ)」さんです。
ビル1階の少し奥まったところにたたずむ、レトロなお茶屋さんです。
今回は、自宅用のお茶を買うついでに、じっくりお話をお聞きしたいと思い、お邪魔してきました。
綱島で昭和から3代 街の記憶を刻むお茶屋さん「亀井茶舗」

亀井茶舗さんは、現在のご主人で3代目。
創業は昭和にさかのぼり、お店が入るビルができる前から、綱島の地で商いを続けてこられたそうです。
当時、駅の周りは田んぼが広がり鶴見川沿いには料亭が並んでいたのだとか。
今の街並みからは想像もつかないけれど、どこか懐かしさもただよう綱島の下町風情は、そんな長い歴史から来ていたんだなあと納得……。

レジの後ろにずらりと並ぶ木箱も、なんともレトロで思わず見入ってしまいました。
お茶の奥深さを知る
「今日は自分用のお茶を買いたい」と意気込んで来たものの、店内にずらりと並ぶお茶を見ると、どれにしようか迷ってしまいました。

「実は、お茶には詳しくなくて……」とお店の方に伝えると、やさしく教えていただけました。
お茶は、葉の大きさや種類、産地、火の入れ方によって味がさまざまに変わるのだとか。
たとえば、茶葉の蒸し時間。蒸し時間が長い「深蒸し」は葉が細かくなり、淹れたときの色が深くなります。一方で、「浅蒸し」は香りの良さが特長なのだそうです。
お店の方いわく、昔は浅蒸し茶が多く飲まれている印象があったそうですが、今は深蒸し茶の人気も高まっているのだとか。
亀井茶舗さんで現在売れているのは、静岡の浅蒸し茶だそうです。
「横浜は静岡が近いから、というのもあるかもしれませんね」とのこと。

「浅蒸しのお茶は香りが良いですよ」
とのことで、今回はこちらのかごの中にあった“当店おすすめ”と書かれた「菊水」というお茶を購入させていただきました。
ほうじ茶にもランクがある!?
私にとってほうじ茶は、できるだけ安く済ませたいときのお茶。
節約したいときに飲むお茶だったのですが、ほうじ茶にもランクがあるのだそうです。
ランクの高いものは淹れたときにお茶の色が黒くなりにくい、というお話をお聞きして、興味津々に。
実際にランクの違う茶葉を、木箱から出して見せていただきました。

右側の器に入っているものが、ランク上の茶葉です。通常の黒っぽい茶葉と違って、淡い緑色をしています。
香りを嗅いでみると、ランクの高い茶葉はなんとも上品な香り。同じ「ほうじ茶」という名前でも、香りや色がまったく違います。
香りがケタ違いに良いのに、値段は100円しか違わない。「これは買わずにはいられない!」ということで、ランクの高いほうじ茶も購入させていただきました。
自宅に帰ってほっと一杯

今回は、亀井茶舗さんで浅蒸し茶とほうじ茶を1袋ずつ購入。
さっそく家に帰って、淹れてみました。どちらのお茶も、とにかく香りが豊か。

浅蒸しの緑茶は、湯呑みに注いだ瞬間、さわやかな香りがふわり。一日の疲れが癒されました。

ほうじ茶は、袋から茶葉を出した瞬間から香ばしくて、幸せな気分に。飲み慣れていたはずのほうじ茶で、上品な香りを楽しめました。
海外でも人気の“日本茶” 贈り物にもぴったりのお店

亀井茶舗さんでは、茶葉の量り売りもおこなっているそうです。
今は袋入りの商品を選ぶ方が多いそうですが、木箱から量り売りで買っていく方もいらっしゃるのだとか。
ちなみに昨今、海外では抹茶ブームが続いています。
そんなことから、海外からの観光客の方が「お土産に」と、たくさんのお茶を抱えるように買っていかれることも増えているそうです。
地域で愛されている小さな老舗が、実は世界と繋がっている――そんな驚きもありました。
昭和から続く亀井茶舗さんは、お土産や贈り物はもちろん、いつものお茶を少し上等なものに変えたいときにも訪れたいお店だなあと感じました。
昼下がりには常連さんが座っておしゃべりを楽しんでいて、のどかな時間も流れています。
綱島商店街を歩く機会があれば、ぜひのぞいてみてくださいね。
亀井茶舗
住所:神奈川県横浜市港北区綱島西1-6-19 コア15ビル1F
アクセス:東急新横浜線「新綱島駅」から徒歩約5分 / 東急東横線「綱島駅」から徒歩約1分
TEL:045-531-0303
営業時間:9:30-19:00
定休日:日曜日
駐車場:なし



































