今回紹介するのは、新綱島の「中華そば 笑歩（えふ）」です。
実は私、ラーメンがあまり得意ではありません。スープの脂や塩気の強さに弱く、どうしても全部食べ切れないのです。食べるとしても、年間1～2回といったところです。
でもこのお店のラーメンは10分足らずで完食、スープも全部飲み切りました。一緒に行った夫もびっくり。本当においしかったのです。
このラーメンなら、誰でもおいしく味わえるのではないかしら…と思いました。
近所で見つけた、私のとっておきのラーメンを紹介します！
グルメサイトで高評価！開店前から長蛇の列
お店は新綱島駅から15分ほど歩いた閑静な住宅街の中にあります。訪問したのは10時45分ごろ。開店時間は11時30分です。
待つことを覚悟で早めに行ったのは、このお店がグルメサイトで「名店」と高い評価を受けていたからです。
入口にはお店のお休みやメニューの案内が貼りだしてあります。お休みは不定期のようです。この日は営業日でした。よかった！
ちょっと早く来すぎたかな…と思っていたら、続々とお客様が並び始めました。すごい人気です！
11時15分過ぎごろ、お店ののれんが出て「大変お待たせしました！どうぞお入りください」との声がかかりました。並んでいる方が多いときは、早めにお店を開けてくださるそうです。
ラーメンへの真摯な思いやこだわりが伝わる
入ったら、すぐ右側にある自動販売機で食券を買います。私は「粟国の塩そば」夫は「ごまの辛いそば」を注文しました。
店内はカウンターのみです。やわらかな明るい照明にナチュラルな木目調のカウンターや椅子、清潔感がとても高いです。
カウンターの中では、店主さんが忙しそうに作業をしています。東京都品川区の荏原中延にある和風中華そばの有名店「多賀野」で修業をされた方だそうです。
席への案内や配膳は奥様がやっています。とてもにこやかで優しい雰囲気の方で、親しみをもって接客してくださいます。汁のハネ防止に紙のエプロンをすすめてくださいました。心づかいがとてもうれしいです。
カウンターの前には、お店からのメッセージが貼りだされています。
材料へのこだわりや店名につながる思いなどです。手書きの丁ねいな文章で思わずじっくり読んでしまいます。
テーブルには、粟国の塩が置いてあります。沖縄本島の西側にある小さな島「粟国島」の海から作られた塩だそうです。
出汁のうま味が絶品のスープに、2種類のとろじゅわチャーシュー
やってきました！「粟国の塩そば」です！
まずはスープをひと口いただきます…あ、甘い！
驚きました。塩味なのですがほのかに優しい甘みがあるのです。これが粟国の海塩のおいしさなのかな…と思いました。にぼしと鶏のうま味たっぷりの出汁に塩味と甘み。そこにほんのり柚子が香ります。シンプルそうに見えて味わい深いスープ。おいしくてどんどん飲んでしまいました。
国産材料のこだわりの自家製麺は細めのストレートで、ほどよくスープが絡みます。歯ごたえしっかりのモチモチ食感で、麺だけそのまま食べてもおいしそうな感じです。麺の量は、少食の方ならお腹いっぱい、普通ならほどよく満足、よく食べる方なら大盛りでも良さそう…という感じです。
チャーシューは、豚のバラ肉とモモ肉の2種類です。バラ肉の脂味はジューシーでとろっとした口あたり、モモ肉は肉のうま味がじゅわっと口の中で広がります。2種類の異なる味わいのチャーシューが楽しめるのもうれしいです！
夫が注文した「ごまの辛いそば」もやってきました！
ごまのしっかりとしたコクが味わえますが担々麺のようなしつこさは無く、出汁が効いています。
このほかにも、醤油味の中華そばやつけ麺もあるそうです。「つけ麺も食べてみたいなあ…」と思いながらどんどん箸を進めていたら、あっという間に！
本当にスープの一滴も残さず見事な完食をしました。いつもはスープを残してしまうのに…。空っぽになったどんぶりを見て、思わず笑ってしまいました。
なるほど、食べ終わって笑顔になれるから「笑歩（えふ）」なのですね！店名に納得です！
おいしいものを食べるしあわせがじんわり心に響く、笑顔のラーメン。
新綱島にいらしたら、ぜひいらしてくださいね！
中華そば 笑歩（えふ）
住所：神奈川県横浜市港北区綱島西3-22-14
アクセス：東急新横浜線「新綱島駅」から徒歩約15分、東急東横線「綱島駅」から徒歩約13分
営業時間：11:30～15:00（スープ無くなり次第終了）
電話番号：045-717-7622
定休日 ：不定休（公式X（旧Twitter）@efu_tsunashima）を確認するのがおすすめです。店主と奥様が2人で営業しているので、電話応対は難しいと思います）
