お散歩中やお買い物で外を歩いていて少し疲れた時に、ベンチのひとつでもあるとホッと一息つけますよね。
今回は、そんなちょっと休憩ができる街の癒しスポット、長後街道沿いにある「中和田村役場跡地公園」をご紹介いたします。
長後街道沿いにあり横はすぐ住宅街で、ちょっぴりベンチに座って休憩したいという時にピッタリの公園です。また、こちらは昔役場があった場所で、周囲には「蚕御霊神塔(かいこごりょうしんとう)」もあり、実は地域の歴史に触れることができる公園なんです。
ちょっと一息つける場所
こちらの「中和田村役場跡地公園」は広々とした公園ではないですが、ベンチも3つほどあり、おでかけ途中に疲れたけど、お店に入るほどでもないな、という時におすすめの休憩スポット。
街道沿いは建物が多い中に、ちょっとした緑があるのもいいですよね。常日頃訪れるような場所ではないですが、意外とこういう場所があると便利なものですよ。
道路をはさんで向かい側には「セブンイレブン」もあるので、ここで軽食や飲み物を買って、公園で小休憩なんてのもおすすめです。お子さん連れで買い物帰りに子どもが「疲れた~」と歩くのにグズっても、こういう場所があれば非常に助かります。
泉区の歴史を感じられる公園
こちらの「中和田村役場跡地公園」は、読んで字のごとく、中和田村の役場があった場所。中和田村とは、かつて神奈川県にあった鎌倉郡の北部の村で、今でいう横浜市泉区のことなんです。
この村も、もともとはいくつかの村が合併してできた村で、その役場がこの地にあったそう。その後幾度かの区画が変わり、泉区が誕生するまで行政事務がこちらで行われていたんだとか。
ちょっと一休みしながらこういった泉区の歴史を学び感じることができるのはいいですよね。自分が住んでいる地域を深く知ることは、よりその地域を好きになるきっかけにもなります!
また、この公園の側には「蚕御霊神塔(かいこごりょうしんとう)」なる石碑も建てられています。実はこの横浜市泉区の一帯は、昔蚕をつかった養蚕業(ようさんぎょう)が盛んに行われている地域だったそうです。
江戸時代末期に霜の影響で、蚕の餌でもある桑が枯れてしまい、結果多くの蚕を地中に埋めてしまったんだとか。その慰霊の意をこめて「蚕御霊神塔(かいこごりょうしんとう)」が建てられたそうです。
あたりを歩きながら調べると、自分がどれだけ住んでる地域の歴史を知らないか実感したとともに、すごく勉強になりました!
こちらは公園にある記念碑です。普段は見過ごしてしまいそうなこういったものも、歴史を知ってから見るとまた一味違う感じがします。
こじんまりした公園も楽しみ方は人それぞれ
小休憩やのんびりぼーっと過ごしたり、はたまた横浜市泉区の歴史を感じたり、人それぞれ楽しみ方や見え方が変化するこちらの「中和田村役場跡地公園」。
相鉄線いずみ中央駅から徒歩約5分にあるので、買い物帰りのついでや歴史に興味のある方は、この機会にぜひ足を運んでみてください。
中和田村役場跡地公園
住所:神奈川県横浜市泉区和泉中央南4丁目5
アクセス:相鉄線いずみ中央駅から徒歩約5分