いつもは比較的あてもないまま散歩をすることが多いのですが、
今回は珍しく、ここへ行こう!と目的地を決めて駅を出発しました。
目的地までは、相鉄線三ツ境駅南口を出て、
厚木街道を100mほど東に進みます。
そうするとロータリーのあるバス停が見えてきます。
そのバス停の手前を右に曲がると、すぐ右手に、
こじんまりとした可愛らしい神社があらわれます。
今回のお目当は、こちらの「白姫(しらひめ)神社」です。
「白姫神社」は、三ツ境の夏の風物詩になっている
「白姫祭り」が毎年開催されているため、
地元では有名な神社なんです。
事前に、とにかく「小さい」神社らしい、との情報を得ていたので、
変わったものが大好きな私は、その口コミに興味を惹かれて、
やってきました。
たどり着いてみると、心の準備をしていたにも関わらず、
その小ささにびっくり!
おそらくこの写真を見た方がパッと想像するであろうサイズよりも、
実際のサイズはさらに小さいんじゃないかなと思います。
限られた敷地に工夫して建てられた感じと、
うまく人に愛されるようにつくられている感じが伝わってきて、
なんだか温かい気持ちになりました。
可愛らしい狛犬さんがお出迎え
鳥居をくぐった先でお出迎えしてくれた可愛らしい狛犬さん。
こちらもめったに見ないほどに、コンパクトなサイズです。
よく見るものと比べると、半分か、
それよりももっと小さいサイズに感じました。
2体とも首に柄違いで赤いリボンのようなものが巻かれています。
多少の苔は見られますが、砂ぼこりなどもなく、かなり綺麗にされています。
リボンもとても綺麗なので頻繁に交換してもらっているのでしょうか。
ここの狛犬さんは、みなさんに大事にされているんだなぁと感動しました。
お社には、スペースが限られているためか、お賽銭箱はありません。
その代わりに「↑おさいせん」と書かれた格子の隙間の部分から
お賽銭を入れるシステムになっています。
「ん」の部分だけ付け直したのか、他の文字とは違う色になっています。
狛犬さんのリボンといい、お賽銭の文字といい、
いろいろなところに手づくり感が感じ取られて
とっても親しみやすい神社です。
蚕(カイコ)の神様の神社
境内にあった看板の説明書きによると、こちらの白姫神社は、
蚕の神様が祭神とのことです。
明治時代から昭和初期にかけて養蚕業が盛んだった
阿久和(あくわ)地区(三ツ境地区の南隣の地区)の
組合の守り神として1909年に創建され、養蚕業が衰退したことにより、
1957年に三ツ境のこの場所に遷座されたそうです。
現在では、衣の神様として信仰されていて、
快癒・息災・出世の祈願も多いようです。
毎年、夏にはお祭りも!
なにか他にも耳寄りな情報はないかなーと思い、ネットで調べたところ、
毎年8月の第1土曜日と日曜日には、三ツ境駅南口の商店街、
町内会などが協力しあってお祭りが開催されていることが判明。
神事やお神輿、出店だけでなく、特設ステージが設置されて、
ダンスグループやバンドなどによるステージパフォーマンスなども
開催されるのだそう。
その日は地元以外からも人が訪れ、大勢のお客さんで賑わうそうです。
今年は新型コロナウイルスの感染予防のために、
やむなくお祭りは中止になってしまったようですが、
来年は、ぜひとも行ってみたいものです!
白姫神社
住所:神奈川県横浜市瀬谷区三ツ境8-17
アクセス:三ツ境駅から徒歩1分