二俣川駅から10分ほど歩いたところに『喫茶 昭和堂(以下、昭和堂)』というレトロな喫茶店があります。
前々から気になっていましたが、なかなか入れず…。ですが、『昭和堂』に、意を決して入ってみることにしました!
商店街の中にたたずむ、レトロがただよう喫茶店
二俣川駅南口側、SEIYU横の大通りを大池公園に向かって歩いていくと『万騎が原商店街』というレトロな商店街が見えてきます。
この『万騎が原商店街』の一角に『昭和堂』があります。
見たことある!という方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
ステンドグラスの窓と流木で出来た看板があり、扉をはさんで左横、黒板メニューが置かれていました。
右横には『電器紙芝居』と書かれたオブジェに、木でできた機械のようなものが。
気になって近寄ってみると、人に反応するしくみなのか、機械から音声が流れてきたのです!
これはもう、入る前からわくわくがとまりません!
店内は昭和レトロのアトラクション!?
中に入ると、入口で感じたときよりも強い『昭和』が感じられました。
いわゆる昔ながらのシネマポスターやおもちゃ、プロマイド写真、雑誌、ブリキの看板、鉄腕アトムをモチーフにしたステンドグラス。
こぢんまりした店内のすみずみまで、こだわった装飾がされていました。
天井のかどにはブラウン管テレビが飾られ、映し出されている映像は白黒のシネマです。
ひと昔前には当たり前のようにあったものだそうですが、令和の現在ではそうそうお目にかかれないものばかり。平成生まれの私にとっては、懐かしさよりもアトラクションのよう。新しさを感じました。
店内にある時計がカチカチと音をたてているのも、この世界観を一層引き立てているスパイスのように感じられます。
時間の流れがこの店内だけ違うように錯覚してしまいそうな感覚を味わいました。
確認したところ、店内にはカウンター席が6席、テーブル席が2つあります。
あいにくテーブル席は満席だったため、一番手前のカウンター席に座ることにしました。
『昭和堂』はご夫婦で営まれているそう。
店内の一画がネイルサロンになっており、奥様がネイルアートをされている様子もうかがえます。
こだわりの珈琲を頼むと生チョコレートがついてくる!?
メニューとしばらくにらめっこを続けたのち、
今回はスペシャルコーヒーの『イエローブルマン』(税込み 600円)を注文しました。
『昭和堂』で提供するコーヒーは全て有機豆を使用しているそうです。
手作りのケーキやコーヒーゼリー等のフードメニューもたいへん魅力的でしたが「今回は我慢しよう…」
と、思っていたら、なんと!手作りの生チョコレートがついてきました。
生チョコレートはしっかりとした固さがあるのに、口溶けはとてもなめらかで、これがまた絶妙にコーヒーに合うようです。
『イエローブルマン』は香りがやや芳醇な印象ですが、とってもフルーティー。
ミルクもそえてありましたが、ブラックで飲むのが一番おいしそうな味わいです。
カップのデザインも凝っていて、木製のテーブルや店内の雰囲気にとてもマッチしていました。
コーヒーと生チョコレートで舌鼓をうちながら、店内の雰囲気を楽しんでいると、時間があっという間に過ぎてしまいました。
常連のかたも多いようで、店主さんとのはずんだ雑談がときどき聞こえてきます。
その雑談すら、店内の空気に溶け込んで、昭和堂の一つの『色』のように感じられました。
次回来るときはケーキも注文して、ゆっくり過ごしたいとです。
常連になりたくなるような、ステキな喫茶店でした。
店主さんも気さくな方なので、初めての方でも気軽に楽しめます。
ぜひ『昭和堂』で昭和レトロな空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
喫茶 昭和堂
住所:神奈川県横浜市旭区万騎が原34-1
アクセス:相鉄本線『二俣川駅』徒歩10分
※駐車場がないお店です。
TEL:070-5464-9116
営業時間:10:00-18:00
定休日:毎週火・水曜日