この緑ゆたかなハイキングコース、なんと相鉄線南万騎が原駅徒歩3分の場所にある
「柏町市民の森」の入口なんです!周辺は静かな住宅街。
人が集まるのを避けたい世の中事情、遠くまで行かなくても、地元の駅近の森で、
自然いっぱいのハイキングや散策を楽しむことができるなんて、これは行くしかないですね!
駅前なので、相鉄ローゼンや商店街の駐車場などもちかくて、
飲み物やランチを買って家族で一日ゆっくりするのにもいいですよ。
ちなみに横浜市の「市民の森」とは、周辺でも「三保市民の森」や「瀬谷市民の森」など、
地元ではよく聞く言葉なんですが、市のホームページによると、
横浜市独自の市民のいこいの場所を作りながら、緑を保存するための制度だそう。
もともと市民の森は、樹木や遊歩道がきちんと整備されていて、とっても歩きやすい印象。
三保市民の森などは小学校のハイキングや遠足にもよく利用され、
横浜出身の方はほとんどが「行った事がある!」となつかしいのではないでしょうか?
それにしても「市民の森」が横浜市独自とは、今回はじめて知りました!
ここは以前はたしか、
住宅街と遊水地に面したうっそうとした森で入ることができませんでした。
調べてみると、2015年9月に約1,9ヘクタールのゆるやかな斜面の森を、
散策エリアと自然保護エリアとにわけて、整備し完成したそうです。
散策エリアには針葉樹林と雑木林の2コースの散策路と広場があります。
コースも複雑でなく短めですが、かえって安心して散策を楽しめますね。
年齢問わずの気軽なプチハイキング、楽しめそうです!
夏場は少し蚊がいますので、対策は万全にして、散策してくださいね。
整備された散策道だけではなく、ワイルドな感じの山道も。
入口の案内版を読んでみると、柏町が生まれたころのこの辺りは、細くて浅い谷と、
小高い丘が広がっていたそう。谷には集落と水田があり、丘の上にはスギとヒノキの
植林地が雑木林とまざりあうようにありました。
町名は、字名の「柏葉谷」の柏をとってつけられたそうですよ。
そうか~、それぞれの町の名前の由来ってちゃんとあるんですね!
こういう機会に地域の歴史を知るのも面白い。
散策路わきの木々には、木の名前を書いた札がついています。
林内に残る道をはさんで、西側は水分の多い土がすきなスギやヒノキの
常緑針葉樹林(じょうりょくしんようじゅりん)、
東側はクヌギやコナラなどの落葉広葉樹林(らくようこうようじゅりん)
の雑木林となっています。
このように、横浜市内でかつてよく見られた樹木をここでは現在もみることができます。
クヌギやコナラからは薪や炭がつくられ、家庭の燃料として使われたそうですよ。
柏町市民の森は、夏はセミの声が聞こえ、昆虫の姿をみることができ、
メジロやシジュウカラなどの野鳥も多く飛んでいます。
ハイキングの途中で森の生き物たちの観察も楽しいですね!
とても貴重な自然環境が住宅街のすぐ近くにある「柏町市民の森」。
これから紅葉のシーズンもとても楽しみですね。
柏町市民の森
【住所】 神奈川県横浜市旭区柏町47
【電話番号】 045-353-1166
【アクセス】 相鉄線南万騎が原駅徒歩3分