みなさん、今年ホタルを見ましたか?
横浜は自然が豊かで、ホタルが見られる場所はいくつかありますが、今回は戸塚区名瀬にある「西蓮寺」をご紹介します。
実は、長年住んでいるのに、ここでホタルが見られることを知らなかったんですよね。
6月上旬、知人から「西蓮寺で手のひらに乗ってくるほど、たくさんのホタルが見られるんだよ」と聞き、ちょうど雨の前ムシムシしている天気だったので、「今日行こう!」と思い立ち、さっそく行ってきました。
名瀬の「西蓮寺」は、緑園都市駅から徒歩15分ほど。
「フェリス女学院大学」の裏側から平蔵橋交差点を左に曲がった住宅地の中にあります。
バス停「西蓮寺」からは、1、2分です。
夜8時前、少し風が出ていたので、見られるかドキドキしながら「西蓮寺」を目指しました。
お寺に近づくにつれ、家族連れなど人が増えていきます。近隣では、有名なのですね。
ホタルが舞う小川 たくさんの光に感動
小川のそばまで出た時、ふわりと、はかない光が見えました。
ホタルを見たのが10年ぶりくらいだったので、最初は「あれかな?違うかな?」という感じだったのですが、よくよく見ると小川のあちらこちらで、光がふわりふわりと舞っています。
多くの、はかない光の点滅にちょっと感動してしまいました。
驚いたのは、小川の横に住宅が隣接していることです。
なので意外と明るいのにも関わらず、ホタルの光がよく見えるんです。
小川を挟んで山沿いの住宅には、庭先にホタルが飛んで行きました。
庭でホタルが見られるって、風流でステキですよね。
このホタル、なんとか写真に撮れないかと、悪戦苦闘していたら、「スマートフォンの設定を変えないと難しいよ」と話しかけてきてくださったかたがいました。
その方にうかがうと、今年は5月15日にはもうホタルを確認したそう。
周りのかたたちも、「先週はもっと見たよ」
「今年は早い気がする」
などと、教えてくださいました。
帰り道、川沿いを歩くと、長い距離でふわりふわりと舞うホタルが見られました。
バス通りを渡り、川から少し離れた場所でも一匹だけふわーっと光って飛んでいました。
初夏に良い思い出ができました。
来年また、今度はこどもと一緒にホタルを見に来たいと思います。
名瀬町小川アメニティとは?
後日、お寺周辺の様子を明るい時間に見に行ってきました!
小川沿いの柵には「ホタルの生息地」の案内板があり、川をのぞいてみると、メダカ?や大きなオタマジャクシが泳いでいます。
ホタルや、小さな魚たちの生息するこの川は、「名瀬町小川アメニティ」とよばれ、水辺愛護会「名瀬アメニティクラブ」が長年にわたり水辺の管理や清掃活動を行なって、自然環境を守っているそうです。
地域のかたがたが、大切に守っている環境なんですね。
ちなみに、「名瀬町小川アメニティ」の始点は、栄橋交差点すぐの住宅横にあります。
静寂の西蓮寺 ゆったりした時の流れ
西蓮寺は静かなしっとりとしたお寺で、清潔に清掃されていました。時間の流れもゆっくりに感じます。
参道にはビワの実がたくさんついた木がありました。
川沿いをしばらく登っていくと、川に段差があり、水流の音がさわやかで、歩道と川を挟んで反対側の山沿いには、アジサイがきれいに咲いていました。
季節によって、いろいろな草花が楽しめそうです。
「西蓮寺」や小川の周辺は、ゴミが落ちているということもなく、多くの自然が保たれていて、地域のかたたちの環境を守る思いを感じられました。
ホタルが棲む、横浜の自然が残る名瀬の小川と西蓮寺、のんびり散歩に出掛けてみませんか?
西蓮寺
住所 : 神奈川県横浜市戸塚区名瀬町2478
アクセス : 相鉄いずみ野線緑園都市駅徒歩15分