夕方帰宅時間になると、みるみる通勤帰りの人でいっぱいになる
三ツ境駅構内のSWEET BOX。日によっていろんなお菓子を販売しているけれど、
あそこはなんだろう、と思っていた方も少なくないはず。
実は私もかなり前からずっと気になっていて、今回初めてしっかり調べてみました。
全国の人気スイーツが期間限定で。駅ナカ「SWEET BOX」
「SWEET BOX」とは、関西圏に12店舗、関東圏に14店舗ある
全国の人気のスイーツを期間限定で駅構内で販売する駅ナカお菓子店。
神奈川県内には小田急線の大和駅などに3店舗、相鉄沿線では
ここ三ツ境駅しかお店を出していない貴重な店舗です。
餅作り発祥の地、滋賀県大津市「菓匠将満」の大福餅
夕方、通りすがりに見てみると、今日も会社帰りの人の行列。
大福餅全品100円(税込)の看板にひかれて思わず覗いてみると、
ショーウィンドーには、黒豆塩つぶ大福餅、苺ミルク大福、
スイートポテト大福餅、メロンクリーム大福餅(!)など定番のものからカラフルで
驚きのフレーバーまで、さまざまな大福がたくさん!
すぐ目の前でそれらを10個単位でたくさん購入するお客さんも多く、
ここの大福の人気度がよくわかります。
さまざまな大福を売るこのお店の名は?と看板を見上げてみると、「菓匠将満」。
関東人には見慣れぬ名前です。調べてみると、滋賀県大津市の餅にこだわった
老舗の和菓子屋さん。
大津市は、社会の教科書でも習った遣隋使の小野妹子ゆかりの地。
小野妹子の先祖が日本で餅を最初についたといわれ、
お菓子の神様として信仰を集めているそうです。
菓匠将満では日本三大もち米といわれている「滋賀羽二重餅米」を
贅沢に使用して、粘りと甘みの強い白く美しい餅で
こだわりの大福餅をつくっているんですって。
そのお餅、聞いただけでも食べてみたくなりますよね。
日頃のダイエットをまたも忘れて、スタンダードな「焼餅こし」と、
すごく気になっていた「苺ミルク大福」「生チョコ大福」をさっそく購入しました。
奥深い「餅」の味わいを堪能
まずは、すごく気になっていた苺ミルク大福。
中はどんなになっているんだろう!興味が湧いてきませんか?自宅で半分に割ると、
白いミルク餡にいちごピューレジャムが入った苺餡、
その周りを薄い苺色の餅がきれいにくるり。
想像通りの見た目でまず、
一安心。さっそくひと口食べると、苺の風味がふんわりときて、甘すぎず、
あっさりさっぱりといただけるそれは、まさに「苺ミルク」大福のお味!
そしてやはり餅自体の味がなんとも絶妙。つるっとした舌ざわりで甘みと弾力があり、
初めての食感でした。普通のもち米でできる餅とは違っているのが良く分かります。
その後に食べた、スタンダードな餡の入った「焼餅こし」の大福を食べてより納得。
のびがよく甘いおいしい餅の美味しさをより実感しました。
普段大福を食べるときは、餅よりも中の小豆餡の美味しさに
注目することが多いですよね。もちろん中の餡もおいしいのですが、
やはり餅発祥の地の大福餅は「餅」自身の味の奥深さに、とても感動してしまいました。
しかし、残念ながら今回ご紹介した「菓匠将満」の出店は、10月26日までで終了です。
全国のおいしいお菓子が期間限定で食べられる「SWEET BOX」。
次はどんなお菓子が販売されるんでしょうか。
日々のおいしいものの楽しみが、またひとつ増えました。
「SWEET BOX」
住所:横浜市瀬谷区三ツ境4
アクセス:相鉄三ツ境駅構内2階
TEL:045-453-8001