6月をむかえると、毎年私が通るのを楽しみにしている場所があります。
それは、目にもあざやかなアジサイの群生が見れるバス停「川井橋」。
相鉄線三ツ境駅北口バスターミナルから、「若葉台中央」行きのバスに乗って、約13分ほどで到着する旭区のバス停です。
このように「川井橋」バス停付近にさしかかると、バスの車窓から道の両側に美しく咲いているアジサイが目に入ってきます。
それが思わず感嘆の声が出てしまうほど、美しい光景なんです!
何年も前から、毎年シーズンになると、ここのアジサイは通る人の目を楽しませてくれています♪
野境道路を通って!「あじさいバス」は6月の風物詩
ここ「川井橋」バス停の最寄駅は、相鉄線三ツ境駅。
三ツ境駅の区である瀬谷区の花は、「アジサイ」です。
もともと山地や草地の土壌の良い地域である瀬谷区、旭区には、まだあまり知られていないアジサイの名所がたくさん。
三ツ境駅から旭区の若葉台方面につながる道路は、「野境(のざかい)道路」といって、山の木々の間を通っています。
「タヌキに注意!」
という看板もあるような自然いっぱいの場所なんですが、江戸時代は江戸から鎌倉までの通り道として使われた、歴史ある道なんだそう。
そんな森林に囲まれた土壌の良い土地柄だからこそ、アジサイがキレイに花を咲かせる地域となったのかもしれませんね。
バスに乗車して野境道路を通り、川井橋を渡ると、徐々に美しい姿を見せるアジサイたち。
この路線は、まるで横浜の「あじさいバス」のようだなと、車窓をながめながらいつも思っています。
アジサイの色が濃い♪迫力のあざやかさに感激!
また、ここのアジサイの見どころは、バスの車窓から見える事だけではないんです。
このあざやかな紫とブルーの発色、なかなか他のアジサイでは見かけない、濃い美しい色あいですよね。
今年、2022年は特にあざやかに咲いていて、あまりの発色の美しさに、私はしばしみとれてしまいました!
こちらは、めずらしい赤紫のアジサイ。
真紅に近いようなこの色のアジサイの群生も、やはり他ではあまり見かけたことがありません。
先日テレビで見たのですが、地域の土の性質によって、アルカリ性だとブルー系、酸性だと赤系のアジサイになるんだそうです。
こちらはブルーがかった濃い美しい紫色のアジサイ。
ここでは、その両方が混在して群生しています。
アジサイが咲いている場所は、まわりに木々が生い茂る森林の一部。
きっとさまざまな要素が重なった、アジサイが好む豊かな土壌なのかもしれません。
他ではあまり見ることができない、美しく迫力あるアジサイの色彩に感激です♪
地元の6月の楽しみ!「川井橋」のアジサイ
写真を撮っていると、下校の時間らしく、近くの高校から学生さんたちがやってきて、バス停に並び始めました。
満開のアジサイに囲まれて、みんなで笑ったりお話ししたり。
学生さんたちも、6月のこの美しい光景が、きっといつまでも心に残っているにちがいありません。
今年もまた、ここのアジサイを見ることができて良かったな♪
私もうれしい気持ちで「川井橋」バス停を後にしました。
みなさんも機会があったら、ぜひ「あじさいバス」に乗車して、「川井橋」の美しいアジサイの群生、ご覧になってみてくださいね。
川井橋(バス停)
住所:神奈川県横浜市旭区川井本町
アクセス:三ツ境駅北口バスターミナルから相鉄(神奈中)バス「若葉台中央」乗車約13分「川井橋」バス停0分