ダイヤモンド富士がいずみ野で見られる!オススメ絶景スポット

みなさんのお住まいから、富士山は見えますか?

いずみ野には、富士山がキレイに見える場所がたくさんあります。

晴れた日には壮大な富士山をのぞむ和泉権太坂線

私が小さい頃は、あまりに大きく富士山や丹沢山塊を見ることができるので、富士山は近所にあると思っていたほどです。

お正月など、地域の方が富士山を撮影しているのをよく見かけるのが、弥生台からいずみ野方面へつながる権太坂和泉線。

ちょうど、弥生台方面から坂を登りきったところにある「弥生台交差点」を過ぎたあたりからは、幼かった私が勘違いをするほど、迫力のある富士山を見ることができますよ。

今回はそんな富士山を、さらに楽しめるパワースポットをご紹介します。

歴史のある神社が身近に!

それが「横根稲荷神社」です。

標高約65メートルの高台に位置し、富士山を中心に右は大山、丹沢山塊、左に箱根連山を一望できます。なんと、国土交通省の「関東の富士見百景」にも選ばれています。

和泉全域を氏子として、昔から周辺の住民や商人の信仰を集め、大山道に近いことから大山参りの人たちも旅の安全を祈願したといわれている神社です。

調べてみると江戸時代、伊勢原にある大山への参詣の旅は、庶民にとって数少ない旅の機会だったそう。「大山詣(まいり)」は浮世絵でも表現されることが多く、「日本遺産」にも認定されているんですって。

長年泉区に住んでいても、知らなかったです。
ふとした時に、歴史を身近に感じることができるのは、おもしろいですね。
お子さんと一緒に訪れると、地域の歴史を楽しみながら勉強できますよ。

また、境内には巴御前が化粧に用いたという「横根感念井戸(よこねかんねいど)」があります。

私が学生の時に知っていたら、もっと歴史の勉強が好きになったかもしれないのに。なんて思ったりしました(笑)。

昭和12年頃までは農耕馬による「旗競馬(はたけいば)」が催され、見世物小屋や露店が立ち並び、男女の見合いの場所にもなっていたんですって。

神社の目の前の道で、かつて繰り広げられていた光景を想像するのも楽しいです。

年に2回!春と秋に見られる「ダイヤモンド富士」

さて、そんな「横根稲荷神社」周辺は、「ダイヤモンド富士」を見ることができるスポットとして、地元では有名だそう。
恥ずかしながら、私は最近父に聞くまで知らなかったのですが…。

今年、周辺で「ダイヤモンド富士」を見ることができたのが、3月12日。
これは春分の日3月21日の9日前の午後5時だったそうです。

実はもう一回だけチャンスがあって、次回は秋分の日9月23日の9日後の10月2日午後5時半だそう。

毎年春分の日、秋分の日の前後9日のタイミングの1日だけ数分見られる光景なんですね。

近隣の方はご存知なので、「横根稲荷神社」前では、「ダイヤモンド富士」が見られる1時間ほど前には車がたくさん停まります。
シャッターチャンスに備え、場所とりがはじまるそうですよ。

見てみたい方は、駅から少し歩きますが、電車で訪れるのがよさそうですね。

余談ですが、周辺は畑が多いので、星空もよく見えます。
流星群が話題になる日には、星空を眺める方も多いですよ。
ぜひ、ご家族や仲間連れで訪れてみてください。

和泉権太坂線を、さらにいずみ中央方面へ歩いて行く途中には、春には3月上旬頃から梅や河津桜、木蓮などが見られ、少しずつ春めいてくる様子を見ることもできます。

近隣農家さんが畑の中でトマトやイチゴなどを直売している時もありますよ。

みなさんも天気が良い日に、お花と富士山を眺めに「横根稲荷神社」周辺までお散歩に出かけてみませんか?

横根稲荷神社

住所 : 神奈川県横浜市泉区和泉町5963
アクセス : 相鉄いずみ野線いずみ野駅徒歩12分 弥生台駅徒歩12分 

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。