小学生の夏休みの宿題で、1番最後まで残ってしまうものはありますか?
我が家の場合は、やっぱり自由研究です…。
というより、のんびり屋でなかなか取り組み始めない息子に、私の方がヤキモキしてしまうんですよね。
あれこれと提案することが、毎年夏の恒例です。
そんな時Webで発見したのが「あなたの知らない水辺の世界〜微生物観察会〜」!
旭区にある「こども自然公園」のレストハウスで開催だったので、
「それなら行ってもいい」
という息子を連れて行ってきました。
事前予約制で感染対策をしっかりしていただいた上での久々のイベント。
「こども自然公園」の池や田んぼに生息する、普段は見ることができない水の中の小さな生物を顕微鏡で観察します。
ビオトープの生き物の生態系をわかりやすく知る紙コップのピラミッド
はじめに、紙コップを使用して池の自然の生態系について、レクチャーを受けます。
写真のようにピラミッド型に積み上げられた紙コップ。
下の段にはミドリムシなどの微生物。
順にミドリムシを食べるミジンコ、魚、虫。
紙コップの頂上には、生態系のトップの鳥。
キレイに積まれたピラミッドも、どこかが、減ったり増えたりするとバランスが崩れてしまいます。
私も「なるほどな〜。視覚的にもわかりやすいな〜」
と目が釘付けでした。
子どもたちもみんな興味深々で、しっかりお話を聞いていましたよ。
顕微鏡を扱えるのも楽しい!ワクワクの微生物観察
続いて、ピラミッドを支えている微生物の観察です。
「双眼実体顕微鏡(ファーブル )」ではミジンコの観察を行います。
みんな真剣な表情で目を凝らしています。
顕微鏡を操作することも、感染対策のため難しい学校もあるそうなので、貴重な体験ですよね。
息子もピントを合わせるために、クルクルと調節頑張ってました。
図鑑やテレビではなく、実際に動いているミジンコを見たことがなかったので、横から覗いた私の方が楽しんでしまったかも?!
「生物顕微鏡」では公園の田んぼや池のゾウリムシやミカヅキモを見つけます。
スマートフォンに拡大されたミドリムシ?
見つけた微生物は、特製のビンゴカードに丸印を付けていきます。
みんなゲーム感覚で楽しんでいました。
顕微鏡を使用し終えるたびに、メンバーの方が消毒してくださっていて、ありがたかったです。
楽しかった思い出をストラップに!
最後にお気に入りの微生物をひとつ、プラ板に書き写し、色付けをしてストラップにしました。
「ストラップを見て、楽しかった観察会のイベントを思い出せるように」との主催者の方のステキなアイディアですね。
ママにもうれしい自由研究お助けグッズ
「微生物観察会」では、ワークショップのほかに、自由研究お助けグッズを販売していました。
どれも簡単にできそうだけど、実はしっかり身の回りの理科を勉強できる優れもの。
身近にあるものから、自然に理科に興味を持ってもらいたい!
という私のひそかな意向で購入してきました。
息子も興味を持った微生物観察グッズと、スマートフォンに簡単に取り付けられる顕微鏡。
さっそく、池の水を少々汲んで帰ってきました。
自宅で観察したのですが…
残念ながら、ミジンコを発見できませんでした。
また、リベンジですね。
しばらくは、身近なお花などを観察してもらいます。
自由研究に生かすかどうかは息子しだいですが、今回楽しく勉強したことが、「いつか何かの役に立つといいな」と思う親心なのでした。
「こども自然公園」
住所 : 神奈川県横浜市旭区大池町65-1
アクセス : 相鉄いずみ野線南万騎が原駅徒歩7分、相鉄線二俣川駅徒歩約20分
今回の「あなたの知らない水辺の世界〜微生物観察会〜」は、「理科実験おたすけ隊」※1と、「どろんこクラブ」※2の方々が、企画してくださっていたイベントです。
※1「理科実験おたすけ隊」
「子どもたちに理科のタネをまこう」を意識して活動しています。
理科実験おたすけ隊の活動はTwitterやFacebookでご確認ください。
※2「どろんこクラブ」
横浜市のこども自然公園内の自然体験施設の指定管理者として、谷戸の田んぼ、畑、雑木林の管理と、それらを利用した自然体験活動のプログラム提供を行なっています。