夏の暑さもやわらいで、秋の気配がおとずれると、なんだか読書をしたくなりませんか?
最近わたしは、ついついスマホやパソコンでインターネット上の文章ばかり読んでしまい、紙の読み物を読むことが本当に少なくなってきました。
大好きな本の質感を感じながら、分厚い表紙をめくり、白い紙に浮かぶ文字をたどって、本の世界へ入っていく瞬間♪
長い間、忘れていた気がしています!
そして、久しぶりに本を読もうとリビングを見渡すと…、なんと一冊も見当たりません!
本好きなはずの私が、これだけ本から離れている生活をしていたんだなあと愕然!
そんな中、久しぶりにハードカバーの本を目にすることができたのが、瀬谷駅構内にある、この「せやまる文庫」なんです。
通勤・通学を読書の時間に!「せやまる文庫」
「せやまる文庫」には、区民から寄贈された本が置いてあり、誰もが通勤、通学や瀬谷駅利用の際に借りることができます。
原則としてひとり一冊の利用、2週間以内での返却を目安に読書を楽しむことができますよ。
本の数が少ないので、読み終わったら早めに返却するのが暗黙のルール♪
図書館にわざわざ行かなくても、駅を利用する際に本を手軽に借りることができるのですから、とても便利な文庫なんです!
瀬谷駅構内と三ツ境駅構内に設置
調べてみると、この便利で斬新な試みである「せやまる文庫」は、横浜市が2014年に施行した「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」をきっかけに、瀬谷区が独自に企画した事業だそう。
「せやまる文庫」は、相模鉄道と横浜瀬谷ロータリークラブの協力によって、瀬谷駅と三ツ境駅に設置されています♪
瀬谷駅構内には、ここエレベーターのすぐ脇にありますので、ぜひ利用してみてくださいね。
本の寄贈はこちらまで!3R夢(スリム)リユース文庫
「せやまる文庫」の本は、区民の読み終わった本や、不要になった本の寄贈でまかなわれています。
自宅にあるので、ぜひ寄贈したい!という方は、直接この本棚に置くのではなく、3R夢(スリム)リユース文庫の回収箱へご寄贈くださいとのこと♪
ところで、3R夢(スリム)リユース文庫って?
ふたたび調べてみると、3R夢(スリム)リユース文庫とは、瀬谷区役所や瀬谷図書館などに設置してある、不要になった本を回収する箱とのこと。
職員さんが集まった本をチェックして、「せやまる文庫」や瀬谷図書館の本棚に並べるそうです♪
みんなで読む本ですので、壊れ、日焼け、汚れ、書き込みがないものをお願いしますとのことでした!
規則を守って気持ちよく利用♪
こうして区民から寄贈された本には、瀬谷図書館の職員さんやボランティアスタッフさんの手で、瀬谷区のマスコットキャラクター「せやまる」のラベルを添付するんだそう♪
ところが、こうした人々の気持ちのこもった「せやまる文庫」の本、棚に戻ってこないこともあるそうなんです!
もともとは無料で集められた本ですが、多くの人に読んでもらいたいと寄贈する方、皆で読むための準備をする方たちの気もちがこもった「せやまる文庫」の本たち。
今回いろいろ調べたことで、規則を守ってより気持ちよく利用していきたいなと、改めて思うことができました。
「せやまる文庫」を読書の秋、おうち時間のお供に、ぜひ利用してみてくださいね。
そして今年の秋は、私もちゃんと紙の本、読んでみようかな♪
せやまる文庫
住所:神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷4丁目1-1
アクセス:相鉄線瀬谷駅構内
TEL:045-367-5696(瀬谷区役所地域振興課)